RPGゲームソフト感想
1999年にスクエアからプレイステーション用として発売されたRPGソフトで、タイトル通り同社の看板シリーズ「ファイナルファンタジー」シリーズの8作目にあたります。
主なあらすじは兵士養成学校パラムガーデンに所属する主人公スコールは少女リノアとの出会いや蘇った魔女との闘いに巻き込まれ、数奇な運命を辿っていく…という流れです。
前作「Ⅶ」が商業的にもシリーズとして大成功をおさめ、そのため本作は前作よりも予算が倍増され、ハリウッドとの連携や200名にも及ぶスタッフによる実に豪華な制作体制が敷かれ、ゲームの要所要所で流れるPSソフト屈指のCGムービーの出来やシリーズ初のオーケストラの導入を始め、発売前後もTVでよく取り上げられるなどゲームファン以外の客層にも幅広く宣伝された事もあり、新たなFFファンの開拓もかねてFFの名を更に広めるきっかけになった作品といえます。
ストーリー面ではスコールとリノアの恋模様を中心にライバル・サイファーや魔女イデアの謎を絡めた愛憎入れ混じるメロドラマ的な雰囲気が印象的で、ゲーム中途中で入れ替わるプレイヤーキャラ・ラグナの真相など、ドラマ面でも完成度の高さが伺えます。
また、キャラクターのステータスをカスタマイズできるジャンクションといったシステムや、従来の召喚獣にあたるキャラをG・Fと称したりと新規システムも多彩でした。