男はつらいよ 寅次郎夢枕

男はつらいよ 寅次郎夢枕

『男はつらいよ 寅次郎夢枕』とは、1972年12月29日に公開された日本映画である。男はつらいよシリーズの第10作目にあたる。国鉄のキャンペーンポスターにも使用されたことで知られる本作は、山田洋次が第28回毎日映画コンクール監督賞を受賞したほか、第1回文化庁優秀映画にも選出されるなど、芸術的にも高い評価を獲得した人情ドラマの傑作である。
物語は、旅先での奇妙な夢を見る寅次郎の姿から幕を開ける。旅から柴又のとらやへ戻った車寅次郎は、夫と離婚して実家近くに美容院を開業した幼馴染の千代と再会する。美しく大人になった「お千代坊」の姿に、寅次郎はたちまち恋心を抱くようになり、連日のように美容院に入り浸っては熱い視線を送る。しかし時を同じくして、とらやの2階に間借りしている東京大学の素粒子物理学専攻の助教授・岡倉金之助もまた、千代に密かに想いを寄せていることが発覚する。
はじめはインテリの岡倉に対して反発していた寅次郎だったが、恋わずらいですっかり参ってしまった岡倉の姿に同情し、自らの恋心を封印して恋のキューピッド役を買って出る。千代をデートに誘い、岡倉の切実な想いを代弁しようとする寅次郎だったが、その最中で千代が息子と離れて暮らす寂しさを打ち明ける。千代を精一杯慰める寅次郎の優しさに触れた彼女は、その言葉をプロポーズの遠回しな表現と受け取り、結婚への前向きな返事を漏らす。しかし、互いの大きな勘違いや恥ずかしさから、寅次郎は思わずその雰囲気を冗談ではぐらかしてしまうのだった。
恋の結末をうまくまとめられぬまま、寅次郎は再び寂しさを胸に柴又を飛び出し、いつものようにあてのない旅へと出立していく。しかし、正月にとらやを訪れた千代は、周囲の人々が温かく見守る中で「寅ちゃんとなら一緒になってもいいわ」と改めて本音を匂わせる。切なさと優しさを入り交せながら、寅次郎の不器用な恋心と人々の絆をしっとりと描き出した感動作である。

2xebikusoのレビュー・評価・感想

男はつらいよ 寅次郎夢枕
9

八千草薫さんはきれい

マドンナは八千草薫さんで、とても可愛らしかったです。
幼なじみのお千代さんの役で、寅さんと同い年の設定なのに、かわいらしくてとても同い年には見えません。
美容師として、働いていて、働き者だし、息子と離れ離れで暮らしており、つらいことも多いだろうし、明るくていい人でした。
息子さんが訪ねてくるところは、とても切なかったです。
息子になかなか会えないなんてつらいし、息子もさびしいだろうなとか思うときゅんときます。
その後、寅さんが千代さんをなぐさめようと夕飯に招いて、いろいろ歌った理して盛り上げようとするけど、裏目に出るところとか、寅さんらしい暖かさとユーモアにあふれた場面だなと思いました。
寅さんとお千代さんはお似合いだし、お千代さんも寅さんのこと、好きだったのに、寅さんの意気地が無くてうまくいかず、残念でした。
とらやの面々もお千代さんから寅さんに振られたと聞いて、冗談かと笑ってましたが、ほんと二人がひっついてくれたら、お千代さんの職場はとらやから近いし、すごくよかったのになあと思います。
今回はライバルの男もふられてしまいました。
この男性も生真面目な感じでコミカルでいいキャラしておもしろいです。