127時間

7tmassa1005のレビュー・評価・感想

127時間
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山って危険。

ワンシチュエーションホラーさながらの怖い話です。
これが実話だなんて、山登りはなんと恐ろしいものなのでしょうか。
一人で山を登る人もたくさんいるでしょうが、こういうことを考えると、やっぱ単独登山は危険ですね。
この映画は一人の男が岩山の崖の隙間に腕を挟まれて動けなくなるというものです。
そこの演出が見事です。音が止み、静寂が訪れ、あっ、俺、やっちまったと思った瞬間にタイトル、見事でした。
そこからはその男の一人芝居が続きます。
一人がそこでとどまってるだけなんて、つまらなさそうだけど、飽きずに見ることができました。
彼がもう死ぬかもと思った時にしたのは動画を残すことで、そういう表現ってフィクションでもよくありますが、やはり最期には何か残したくなるものなのですかねと思いました。
そこで、ちょっとふざけたことを言ったりしていましたが、本当の心境はどれだけつらかったでしょうと思いました。
それでも、彼はできるだけ食料を節約したり、諦めていないところがすごいなと思いました。
最初になんて危険な趣味なんだみたいなことを書きましたが、こんな目にあっても彼はまだ山が好きなのかもなと思います。
それくらい生命力のある男だったのでしょう。最後、助かって、感動しました。