映画 ドラえもん のび太の宝島

映画 ドラえもん のび太の宝島

『映画ドラえもん のび太の宝島』とは、2018年3月に公開された日本のSFコメディアニメ映画。藤子・F・不二雄の漫画『ドラえもん』を原作とした、映画「ドラえもん」シリーズの第38作目にあたる。ドラえもんのひみつ道具「宝探し地図」を使って、宝島を探していたのび太。彼は太平洋上に新しく出現した島を発見。仲間と共に、船に乗って島に向かうが、上陸寸前で海賊に襲われてしまう。その際にしずかが拐われてしまった。のび太たちは、しずかを助け出し宝島にある財宝に隠された真実を探るべく行動を開始する。本作はロバート・ルイス・スティーヴンソンの児童文学『宝島』をモチーフに作られた作品である。

y-kurgのレビュー・評価・感想

映画 ドラえもん のび太の宝島
10

ドラえもん映画の中でも素晴らしい作品

「ドラえもん のび太の宝島」は、宝物を探しにいくためにドラえもんの道具の船に乗って太平洋に現れた島に向かうのび太たちが、海賊に襲われてしまいしずかちゃんが連れ去られるところから物語が始まります。
しずかちゃんを助けるために考えているのび太たちのところに漂流してきたフロックという少年との出会いで、海賊の謎に迫っていくというあらすじです。
全体的なテーマは「家族愛」で、シンプルなメッセージ性の作品になっています。物語の進行も比較的サクサクと進み、内容もわかりやすく子どもから大人まで楽しめます。コミカルな描写が多いですが、シリアスなシーンとのバランス感が良いため全体的に落ち着いた作品になっており、作画も過去のドラえもん映画に近づいた絵なのでどこか懐かしさを感じます。
またテーマソングには星野源さんか起用されており、オープニングの「ドラえもん」と、挿入歌の「ここにいないあなたへ」が作品ととてもマッチしていて、明るく爽やかな雰囲気を生み出しています。
「のび太の宝島」では、物語に登場する悪役にもフォーカスを当てられており、善と悪について深く考えさせられ、悪役の心情にも感情移入することができます。見終わった後は感動と前向きな気持ちを感じることができ、小さなお子さんも楽しめるので是非家族で見ていただきたい作品です。