パパが遺した物語

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パパが遺した物語
7

親子愛がよかった。

父親であるラッセル・クロウが妻を亡くし、自分も病気に倒れながら娘を育てるパートと、その娘が大きくなって問題を抱えながら仕事・恋に悩むパートが交互に描かれています。
ラッセル・クロウがデブくて、ダメ親父ぶりがよかったです。昔からあんまり体つきが良くないと思っていましたが、本作はずば抜けておじさん体型でした。ダメ親父といっても病のせいだし、人あたりはよくないところがあるけど、娘のことはものすごく愛してるし、小説を書いていて忙しいし、ともすれば時間を忘れてしまうけど、娘を学校に送ったり、頑張ってました。アメリカの小学校は、親が送り迎えしないといけないから大変です。
娘さんは大きくなってからセックス依存症になっていて、大変です。でも、母親も小さい時に亡くなっているし、父も仲よく暮らしてたのに裁判沙汰に巻き込まれたり、すぐに亡くなっちゃったり、いろいろあったし、そりゃあ、おかしくなるかもなと思いました。父としては、お金の件もあるし、今の状況、自分及び娘のことを遺したい思ったのだろうと思うけど、娘からしたら本を書くよりただそばにいて欲しかっただろうし、いろいろ複雑だろうなと思いました。
親子愛をすごく感じました。よかったです。