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歌詞が深く、独自の世界観を持っている4人組バンド
「炎と森のカーニバル」や「Dragon Night」で一躍有名になった「セカオワ」ことSEKAI NO OWARI。
重厚なサウンドで表現される、独自のファンタジーな世界観はもちろん、聴けば聴くほど解釈を深められる歌詞にも注目です。
ボーカル兼初代リーダーのFukaseが「世界の終わりだ」と感じ、絶望した辛い過去の経験を材料に「それなら終わりから始めてみよう」と名付けた通り、一見後ろ向きで懐疑的な印象の歌詞が多いです。
しかしそのどれもが、普段私達が知らないうちに我慢して飲み込んでいる社会の理不尽さや生きづらさを暴き出し、彼らなりの愛で答えを導いてくれます。
繰り返される単調な日々への刺激や、現実を離れて空想の時間に浸りたい時にオススメのアーティストです。
また、彼らの世界観を忠実に再現するため細部までこだわりぬかれた圧巻のライブステージも見どころのひとつです。
「スターライトパレード」という楽曲では会場の上部にワイヤーで銀河鉄道を模した装飾が吊るされる、など非常に演出も楽しめます。
その一方で、楽曲の演奏中は他のアーティストと違い歓声などが比較的少なく、会場が一体となって落ち着いて曲を聴くのに集中することが出来ます。