萌え系の皮を被ったスポ根アニメ
灼熱の卓球娘はとなりのヤングジャンプで連載されていた、かわいい卓球女子中学生たちがキャッキャウフフとイチャイチャするゆるーい日常を描いた作品。
ではなく、卓球に真剣に向き合いながら、時には苦悩し、修行し、そして熱い試合を繰り広げる『友情』『努力』『勝利』を正しく表現したジャンプ作品である。
この作品は2016年にアニメ化をし、そこから爆発的に知名度が伸びたのだが、残念なことに2019年2月をもって連載が打ち切られる形で終了してしまっている。
もうこの先のキャラクターたちの顛末を語られることはない作品ではあるが、今までの彼女たちの軌跡を少しだけ紹介したい。
この物語の舞台である市立雀が原中学校には卓球部の絶対的エースとして君臨する上矢あがりが存在するのだが、朝練中の上矢あがりが校門前で困り果てている旋風こよりに出会うところから物語が進行していく。
上矢あがりは周りの部員や後輩、学校の広報部などに持ち上げられいわば天狗状態であったのだが、入部してきた旋風こよりが部活動で実力を表してくると周りの評価は一変、次期エースともてはやされていく。
それに対して上矢あがりは、焦りとも妬みともとれる感情をあらわにしていくのだが…。
この展開は灼熱の卓球娘のアニメの中でも屈指の燃えエピソードであり、1~3話まで心理描写まで丁寧に描かれているので、この記事で興味を持った人はぜひ3話まででも見ていただきたい。