秦基博 / Motohiro Hata

秦基博 / Motohiro Hata

秦基博は日本のソロミュージシャン。略称ははた坊。
キャッチコピーは「鋼と硝子でできた声」で力強くも切ない歌声がファンを魅了する。
アコースティックギターでの弾き語りスタイルをデビュー以来変わらず続けており、自分の音楽にこだわりを強く持っている。
作詞作曲も自身で行っており、心を打つ歌詞やメロディーも多くの人を惹きつけており、男性ソロミュージシャンとしての確固たる地位を築いている。

3zshuna2021のレビュー・評価・感想

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秦基博 / Motohiro Hata
10

生涯、最推しのアーティストです

デビュー時から鋼とガラスで出来た声と言われ、玄人筋からはそれはそれは注目されてきました。
当初は大ヒットこそなかったもののラジオでは新曲を出すごとにパワープレイでしたし、そこそそ大きなフェスにも呼ばれてきましたし、所属事務所の中では1.2を争う人気者でした。
また某音楽番組ではシングル「朝が来る前に」以降、シングル曲が出る度に出演してきまして、系列の長時間音楽番組では大物ミュージシャンとコラボしそれなりに話題にもなったかと思います。
他にも大阪のラジオ局主催のフェスではトリを務めたこともあるんですよ。
しかしながら、歌も上手いし、楽曲もいいし、何より太いながらも爽やかで絶妙にハスキーという素晴らしい歌声を持ちながらもなかなか全国の皆様に認知されていないという歯がゆさが長い間ありました。
いや、そうは言っても人気はそこそこあったんです。
武道館も何度かしたし首都圏のホールは毎回ソールドアウトでしたし、1000人規模の会場なんてチケット取れなかったですからね。
それでももっと知られてもいいのになあとずっと思ってました。
そこで転機となったのが、皆様ご存知、映画ドラえもんの主題歌「ひまわりの約束」です。
グリーンマインドという弾き語りのライブで聴いたのが初聴きでした。
ほんとに素晴らしい曲で弾き語りで聴いた時は感動し感涙したものです。
しかしながら、以前から「アイ」など素敵なバラードは作ってきたわけですから特別な感じはしませんでした。
ところがどうでしょう。いやそりゃまあそれなりに売れるとは思いましたが、まさかあそこまでヒットするとは。
名曲であることには間違いないのですが、ドラえもんってホントにすごいですね。これはご本人も思っていることです。今でも事あるごとに歌われていますが、ほんとにいい曲です。
どんなシチュエーションにも合うし、10年後20年後も聴ける楽曲だと思います。
私も大好きな曲です。ただ、この曲ばかりクローズアップされがちですが、他にもいい曲いっぱいあります。
曲の振り幅は凄いです。新作アルバムのコペルニクスもほんとに素敵です。
今話題の方々ももちろん素晴らしいと思いますし聴いてます。
ただ今の方々はほんとに発信がうまくて自己主張も強いのかな?という印象なのですが、その点彼は自己主張が強い方ではないし、控えめなタイプです。
だからそんなにみんな聴かないのかな?未だ歯がゆい思いをしていますが、ほんとに素晴らしいのでたくさんの人に聞いてほしいです。