刑務所と法廷
とても面白かったです。刑務所の話かと思えば、法廷劇もあり。それが詐欺っぽい手法だったので面白いなと思いました。たしかに、女性がひどい目にあって、「殺さないと私が殺されていたの」と言えば、逃れられる気もしますね。そのためには格好とかも大切だし、身重であればなおいいとも思います。リチャード・ギアは、いかにもうさんくさい凄腕弁護士に見えるニヤニヤ顔をしているなあと思いました。また、ロキシーの夫役もいかにも騙されやすい感じの男でぴったりでした。彼の歌う、おれはセロファンだって歌は切なすぎます。そして、終わりもけっこう好きな終わりです。。ロキシーの思惑通りにはいかなかったけど、他の形で夢がかなったっていうのが、なんともアメリカチックな話だなあと思います。最後に、ミュージカル映画なので、曲の話をすると、みんな、そうかもしれませんが、6人の囚人たちの歌が大好きです。全員それぞれ違う理由で殺人を犯していて、認めていない人もいるし、おもしろかったです。それに性格とかも個性的で、すごいセクシーな人もいるし、やさぐれている人もいます。それに、刑務所内だから、着飾ってないし、半裸みたいな恰好で歌っていて迫力がすごいです。ミュージカル映画をもっと見たいなあと思わせてくれる作品でした。