清春

清春

1994年にメジャーデビューし、ヴィジュアル系としての派手なメイクと過激なライブパフォーマンスで人気となった黒夢。
やがてメイクを落とし、パンク色の強い楽曲で社会風刺を含んだ楽曲を数多く生み出した。
1999年に活動休止し、2010年に突然の活動再開、さらに2015年には再度活動を休止させた。
ヴォーカル清春のカリスマ性に魅了されたファンや後世のバンドは数知れない。

totanyanem5のレビュー・評価・感想

清春
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孤高のカリスマボーカリスト清春

様々なミュージシャンと関わりを持つカリスマ的存在の清春は、2020年3月に音楽活動26周年ということで過去の作シングル曲をまとめた動画をYouTubeに一年間限定で公開した。
元々清春の存在を認知していた筆者は、過去に何度か楽曲を聴いていたが、26年前の曲も色褪せず残っていることを再確認した。

清春自身の成長を物語っているこの動画は、様々な紆余曲折を経てこの清春が存在していることを表している。
優しい悲劇や悲しい喜劇が入り乱れた彼の音楽は日本のDevid Bowieとも言えるだろう。
黒夢、sads、ソロの楽曲が時系列に沿って順に再生されるが、あの頃の彼を失った虚無感はまるでない。

さらに、今の彼が作り出す新鮮で斬新な世界観は、他の誰にも真似できない。まさに唯一無二である。

様々なアーティストに影響を与えている清春が黒夢を結成し、活動していなかったら…
清春が清春でなかったら…
そもそも清春がこの世に存在しなかったら、今存在している音楽業界も違ったものになっているだろう。
一斉を風靡したあのバンドブームが懐かしい。
黒夢、sads、ソロ。これらのジャンルは違えど、清春という世界は変わらずここにある。

冒頭の様々なアーティストというのは、誰もが知っているミュージシャンやバンドである。
その中には、清春の血を濃く受け継いでいる者もいる。
今は定着しているヴィジュアル系というジャンルは、黒夢もとい清春の影響により成り立っている。
さらにそのヴィジュアル系から影響を受けている非ヴィジュアル系アーティストも、清春の影響は少なからずあるはずだ。

これから音楽業界がどの様な変化を見せていくのか。
彼の背中を追って確かめたい。