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号泣してしまいました。
東村アキコさんの反省をつづったエッセイです。彼女が通っていた絵の予備校の先生があまりに強烈で、ついつい読み進めてしまいました。私も怠け癖があるし、なかなかうまくできないので、そういうところを包み隠さず描く作者はすごいなと思います。大学に入学して、漫画家になってからも交流があり、パワフルで怖い人だけど、生徒に好かれるいい先生だったんだなと思いました。先生が癌になったときは、とても悲しかったです。それでもあっさりとしている彼女を見て、「ああ、とても彼女らしい」と思いました。その後、先生のお葬式で、意外とみんなさっぱりしているのも、葬式のあと、こんなに集まれることも少ないからと飲み会をするのも、彼女のお人柄がなせる業だと思います。そして、ここで先生との思い出話がマジで泣けます。予備校時代、大学で行き詰っていると聞いた時は、生徒に描け描けと言っていた先生。病気で言葉がなかなかでなくても、やっぱりそのことを生徒に伝えてたんだと知り、号泣しました。また、葬式でではなく、その話を聞いた時に生徒たちが泣き出すという演出も涙を誘いました。