魔法少女育成計画 / Magical Girl Raising Project / まほいく

魔法少女育成計画 / Magical Girl Raising Project / まほいく

魔法少女育成計画(まほいく)とは作・遠藤浅蜊、イラスト・マルイノによる小説。2012年6月より文庫として宝島社より刊行が開始されており、2016年10月から12月まではその一部を原作としてテレビアニメ全12話も放送された。可愛らしい絵柄とは裏腹に、魔法少女としての力を授かった少女たちの、命がけのシビアな戦いを描いている。

voice0215のレビュー・評価・感想

魔法少女育成計画 / Magical Girl Raising Project / まほいく
8

魔法少女達のデスゲーム

アニメを見て気になったので原作も読んでみたクチですが、私は面白いと思います。
今流行りの少女達がデスゲームをする作品です。1冊内で、1つの物語が完結するので、割と話の展開は早いです。ただ、そのせいか心理描写も少なめですが、まあそれは仕方ないでしょう。
キャラクターについても、16人と結構多いですが、個性もあり、読みながら覚えることが出来ました(アニメも見ていたからかも知れませんが) 。好きなキャラが生き残るように祈っても、ほとんどのキャラが死ぬので、生き残る確率は低いでしょう。物語の中盤ごろには、このデスゲームの黒幕もわかります。意外な人物でした。
この作品はrestart、limitedなどの続編も出ています。特にrestartは原作ファンの中でも評判がよく、この本を読んで面白いと感じた人は、ぜひ続編も読むことをおすすめします。
余談ですが、この魔法少女育成計画(無印)には特別編集版も出ているので、そちらも買えばより楽しめるでしょう。特装版には、スノーホワイトのその後を書くスノーホワイト育成計画や、ラピュセル主人公の書き下ろし短編などがのっています。また、マルイノ先生の美麗イラストも楽しむことが出来ます。