イナズマイレブン アレスの天秤

イナズマイレブン アレスの天秤

『イナズマイレブン アレスの天秤』とは、2018年4月より放送されたサッカーアニメ。『イナズマイレブンシリーズ』のアニメとしては5作品目となり、主人公の名前を取って「明日人編」といわれることもある。舞台となるのは、1作目の『イナズマイレブン』で雷門イレブンがフットボールフロンティアで優勝したあと、「脅威の侵略者編」が起こらなかった世界線。フットボールフロンティアをきっかけに、少年サッカーは日本中で人気を集めるようになったが、サッカー運営の要件にスポンサーがつかなくてはならなくなった。孤島・伊那国島にある伊那国中サッカー部はその影響で廃部の危機に追い込まれる。伊那国中2年の稲森明日人はそれを阻止するため、雷門中に転入してフットボールフロンティアで1勝することを目指す。本作は、シリーズ初となる複数主人公方式で注目を集めた。

j_saitouのレビュー・評価・感想

イナズマイレブン アレスの天秤
9

タイトルなし

主人公の明日人を最初に見た時に、仲間思いの優しい好青年だなと思いました。
また、初期GKが女の子という設定は今までの『イナズマ』シリーズにはなかったものの、サッカー部メンバーの中には歴代の雷門イレブンを思わせる特徴を持ったキャラクターもいて、スタート時のチームに新鮮さがありながら親近感もありました。
1話の伊那国中サッカー部が廃部の危機に瀕し、その直後で明日人の母が息を引き取ってしまったシーンでは、思わず泣きそうになりました。
2話では今までゲームにサブキャラクターとして登場していたつくしがマネージャーになったシーンを見て、つくしの登場だけでも懐かしいのに、サッカー部に関わるようになった嬉しさも同時に感じました。
監督からの特訓メニューが全て意味がなさそうなものばかりでしたが、その特訓をこなす明日人達が町の人々から応援されるシーンへと繋がって、そこから監督からのメッセージが特訓を通じて分かるなぞかけみたいになっていた事が分かり、意味が深かったです。
同時に、監督が組んだ特訓メニューが全部無茶なものばかりだったので、『イナズマ』シリーズ恒例の「無茶な特訓メニュー」もそのまま引き継がれていて面白かったです。