前作から一転、お祭り要素と爽快感に溢れた作品
2017年11月公開されたSFヒーローアクション映画です。
元々はスーパーマンやバットマン等を中心としたアメコミヒーロー達を集結させたアメリカンコミックスが原作で(作者やシリーズを変えながら50年も続いている)、待望の実写映画化と言えます。
本編は映画「スーパーマンVSバットマン」のその後から始まり、スーパーマン亡き今、地球に迫る恐ろしい敵に対し、バットマンとワンダーウーマンが各地にいる超人達を集めようと奮闘する姿が描かれます。
前作が最終的にスーパーマンの死という結末になり、全体的に重苦しい作風だったのから一転、本作は実にヒーロー映画らしい、お祭り要素と爽快感に溢れた内容になっています、この辺りはややオタクなティーンエイジャーのフラッシュや、豪放磊落なアクアマンと明るめのキャラクターが仲間に加わった印象もあると思います。
一方で、ドラマ的な葛藤が薄まってしまったという批判もあり、その辺りは賛否がわかれていると思われます(とはいえ、超人達の中では図らずも最も力が及ばない立場になってしまったバットマン・ブルース・ウェインのそれでもチームを引っ張ろうとする責任感や、今まで孤独に戦ってきた身として初めて仲間がいる有難みを感じられているのは感動しましたが)。
予備知識は多少必要ですが、アベンジャーズのようにヒーローが大活躍する作品が好きな方にはおススメできる内容です。