切ない話も多い
深夜だけ営業していて、何でも好きなものを作ってくれる食堂が舞台の漫画です。深夜に開いてるからストリッパーとか、いろんな職業の人が来ます。大体は、飲んべえみたいな感じですが、たくさん飲むのは禁止で飯を食べる場所って感じです。人情話ですが、毎回ハッピーエンドというわけではなく、切ない話も多いです。人生うまくいかないことも多いので、リアルで味わい深いなと思いました。よく出る常連さんは、よく食べるますみちゃんとか、お茶漬けシスターズといわれる三十路過ぎの独身友達軍団等です。お茶漬けシスターズは、それぞれ好きなお茶漬けがあってそれを食べに来るのですが、自分らの恋はうまくいかなくて人の恋を妬んだりするけど、仲良しで羨ましいなと思う3人組です。私が好きな話はいろいろありますが、美味しそうだなと思ったのは卵とトマトの炒め物です。私はその料理を知りませんでした。でも、作ってみると美味しかったです。あと、甘い卵焼きの話は、おばあさん(元男)の昔の恋の話が絡んでて、切なかったです。ドラマ版は店のマスターが小林薫さんでした。小林さんは渋いし似合ってたと思います。1話完結だし、読みやすいので好きな作品です。