深夜食堂 / Midnight Diner

『深夜食堂』とは、2006年11月号に『ビックコミックオリジナル増刊』(小学館)で読切掲載され、2007年8月から『ビックコミックオリジナル』で連載された、安倍夜郎による人情漫画である。
深夜0時から朝7時まで営業する「めしや」を舞台に、マスターと客の交流が描かれている。この店でマスターが作る料理が人気であるため、グルメ漫画の要素もある。
コミックスは25巻刊行され、累計発行部数は230万部を超えた。本作は2009年に「第2回マンガ大賞」で第4位、2019年に「第55回小学館漫画賞」の一般向け部門と「第39回日本漫画家協会賞」の大賞を受賞した。
テレビドラマは2009年10月から小林薫が主演で第3シーズンまで放送され、その後Netflixで第4部、第5部が配信された。テレビドラマの第2部の初回は「第66回文化庁芸術祭」の参加作品として放送された。また2015年1月31日には映画『深夜食堂』が公開され、2016年11月5日には『続・深夜食堂』が公開された。同映画は中国でも公開された。

7wf19551016のレビュー・評価・感想

深夜食堂 / Midnight Diner
7

切ない話も多い

深夜だけ営業していて、何でも好きなものを作ってくれる食堂が舞台の漫画です。深夜に開いてるからストリッパーとか、いろんな職業の人が来ます。大体は、飲んべえみたいな感じですが、たくさん飲むのは禁止で飯を食べる場所って感じです。人情話ですが、毎回ハッピーエンドというわけではなく、切ない話も多いです。人生うまくいかないことも多いので、リアルで味わい深いなと思いました。よく出る常連さんは、よく食べるますみちゃんとか、お茶漬けシスターズといわれる三十路過ぎの独身友達軍団等です。お茶漬けシスターズは、それぞれ好きなお茶漬けがあってそれを食べに来るのですが、自分らの恋はうまくいかなくて人の恋を妬んだりするけど、仲良しで羨ましいなと思う3人組です。私が好きな話はいろいろありますが、美味しそうだなと思ったのは卵とトマトの炒め物です。私はその料理を知りませんでした。でも、作ってみると美味しかったです。あと、甘い卵焼きの話は、おばあさん(元男)の昔の恋の話が絡んでて、切なかったです。ドラマ版は店のマスターが小林薫さんでした。小林さんは渋いし似合ってたと思います。1話完結だし、読みやすいので好きな作品です。