男はつらいよ 寅次郎春の夢

男はつらいよ 寅次郎春の夢

『男はつらいよ 寅次郎春の夢』(おとこはつらいよ とらじろうはるのゆめ)とは、1979年(昭和54年)12月28日に公開された山田洋次監督による日本映画。「男はつらいよ」シリーズの第24作目である。
アリゾナ州から来日したものの商売がうまくいかず路頭に迷っていたアメリカ人セールスマンのマイケル・ジョーダンが、とらやに下宿することから物語が始まる。マイケルは親身に接してくれるさくらに想いを寄せるようになり、旅から戻った車寅次郎もまた、満男の英語塾の先生の母で未亡人の圭子に一目惚れする。しかし、マイケルはさくらに告白するも断られ、寅次郎も圭子の意中の男性の存在を知り身を引くこととなる。
本作は、シリーズ初となる外国人のゲスト出演により、日米の文化や恋愛観の違いがユーモラスかつ情緒的に描かれている。マイケルのストレートな愛の告白という倫理的課題に対し、言葉にせず察して身を引く日本の「粋」の美徳を対比させつつ、互いの無知や誤解を乗り越えて芽生える友情と人間愛を浮かび上がらせている。また、異国で恋に敗れたマイケルが寅次郎の生き方に共鳴し、帰国後もさくらへの想いや反省を綴った手紙を送るなど、日米の架け橋となる温かな交流が深く描かれた作品である。

151emiのレビュー・評価・感想

男はつらいよ 寅次郎春の夢
10

寅さんとマイケル

寅さんシリーズに、アメリカ人出演です。男はつらいよシリーズもいろいろしているなあと思いました。マイケルさんは、しょぼくれてて、ニコニコしていて、薬を売り歩いていて、寅さんに似ている感じがします。寅さんも、アメリカ人なんてと言ってましたが、マイケルさんのことを知ると、仲良く酒飲んだりして、結構気があう感じだったんじゃないかなと思います。とらやでの夕食って楽しげだし、食べ物も美味しそうだなと思ったけど、今回はアメリカからのお客様が泊まってることもあって、天ぷらとか美味しそうなものが出てきて、見ていて楽しいなと思いました。さくらちゃんにアイラブユーと言っちゃうマイケルさん、圭子さんに恋人がいると知って黙って立ち去る寅さん、この対比がいいです。日本人は思いをひめて、と文化の差なんでしょうね。寅さんも、さくらさんに告白したマイケルさんを、思いやって、とてもやさしいなと思いました。さくらちゃんのフォローもして、お兄ちゃんらしさが出ていたなと思いました。博には黙ってろよってセリフがすごく印象ぶかいです。今回は、柴又の話だったので、寅さんが旅するシーンが少なかったのが悲しいですが、お祭りでの商売のシーンは健在で、寅さんの向上が心地よいです。