アメコミヒーロー映画感想
2015年に公開されたアメコミ原作のヒーロー映画でマーベルコミックの「アントマン」の初の実写映像化作品で、MCUとしては12作目にあたり「フェイズ2」の最期を飾る立ち位置の作品です。
主なあらすじはバツイチ・無職・前科ありの冴えない男スコット・ラングが盗みに入った屋敷で見つけた体が小さくなれる特殊スーツを見つけ、あらかじめそうするよう仕向けた開発者のピム博士から危険なイエロージャケット破壊の任務を依頼され…というものになっています。
アントマンの最大の特徴である身体を自在に縮小できる能力が本作最大のウリとなっていて(のちの作品では縮小どころか巨大化も可能でしたがそれはまた別の機会で)、小さくなっても破壊力は凄まじく戦闘シーンも迫力がありますが、端から見てたらスケールが小さく見える等随所にコメディタッチな演出も挿入されているのが楽しく(笑)、主人公スコットのやや頼りなさはあるものの娘の為に懸命になるひたむきさやスコットの悪友達のキャラクターなど前編陽性な雰囲気の作品に仕上がっていた観ていて楽しい作品となっています。
一方でアント=蟻を意味し、縮小以外にもアントマンの能力として蟻達を使役できるのがありますが、虫が苦手な人には多少「ウっ」ってなるかもしれません(とはいえ本作の蟻達は極力愛嬌をだすよう描写されてますが)。
単体の映画でも楽しめますが、MCU的にはファルコンがゲストで登場し、スコットをアベンジャーズにスカウトするきっかけになる流れにもなっていますね。