化け物も人も怖い
霧の中に化け物がという話ですが、化け物よりも人の方が怖い、いや、人も化け物も怖いという話でした。
なんか、これは神の思し召しみたいな変な人が人々を先導するし、自衛隊たちは責任感じて自殺するし、自殺しなかった隊員は、リンチを受けるわ、化け物のところに差し出されるわ、むちゃくちゃです。
主人公じゃなくても、このスーパーマーケットにいちゃだめだと思うだろうなと思いました。
でも、外に出たからって助かる手立てがあるわけではないし、結局何がしたかったのでしょうか。
ああいうパニック状態だと判断力が鈍るのかもなと思います。
私たちは映画を見てるから、あとちょっとあの場にいればよかったのにとか思いますが、終わりが見えない戦いだったので、きつかったと思います。
さて、映像ですが、出て来る化け物はとても怖かったです。
全体が見えないものもいるし、なんかこっちの世界の生物がモチーフかなってのもいますが、大体、別の世界のクリーチャーって感じです。
スティーヴン・キングの原作に詳しい説明があるのか、監督さんのデザインなのかわかりませんが、いい具合にゲームのモンスターっぽくてよかったと思います。
あと、この映画、実はモノクロ映画にするつもりだったらしく、モノクロ版がDVDとかには入ってるらしいです。
そっちも見てみたいなと思います。