ムーンライト・ジェリーフィッシュ

ムーンライト・ジェリーフィッシュ

『ムーンライト・ジェリーフィッシュ』とは、2004年8月7日に公開された日本映画である。新鋭・鶴見昴介が監督および脚本を務め、絶望の中に生きる青年と難病を抱えた弟、そしてふたりに光を注ぐ女性が織り成す切ないラブストーリーを描く。
新宿歌舞伎町で暴力団員として生きる主人公・寺沢セイジを藤原竜也が演じ、その弟で紫外線を浴びると皮膚ガンを起こす難病「色素性乾皮症」と知的障害を併発しているミチオを、本作が映画デビューとなった木村了が演じている。また、ミチオの担当看護師であり、セイジと運命的な出会いを果たす南谷佳子役を岡本綾が務めた。その他、石立鉄男や小沢仁志らが共演している。
物語は、幼くして両親を失い、弟の膨大な治療費のために極道の世界へ身を投じたセイジが、山下組と対立組織やチャイニーズ・マフィアとの抗争に巻き込まれていく中で展開される。佳子との出会いを通じてこれまで固く閉ざしていた心を開き、別の生き方を模索し始めるセイジだったが、過酷な現実と運命の波に飲み込まれていく。

go-1016558443902094128332のレビュー・評価・感想

ムーンライト・ジェリーフィッシュ
8

良き兄と残酷なヤクザの顔二面性を表現

藤原竜也さんが主人公の映画。
彼の出演作品はほぼ影がある主人公の役が多く、ダークな役ばかり。
デスノートやバトルロワイヤルやカイジもそうですが、生きるか死ぬかの瀬戸際というところを表現、アウトローなイメージをするのがとても上手い。
さらに弟役の木村了さんの演技もうまい。
発達障害の病気があるだけあって純真で無垢な姿を描くのが素晴らしく上手だった。
こんなに弟思いで真っ直ぐなお兄さんなのに何故ヤクザか?とも思ってしまいましたが、両親を早くに亡くしてろくに教育が受けれない状況で育った環境や、病気で入院費等かさみ効率的に稼ぐという意味でも、ギリギリの生活を意味するためにもこの職業がぴったしくるのかもしれません。
二面性として残酷なヤクザの顔と、弟想いの優しい兄の顔と言う訳ですね。
「明日がくるかもわからないのに」
との台詞もセイジだから言える。
絶望と隣り合わせなのに生きているんですからなのでしょうね。
後半に進んでゆくに連れてこちらも感情移入して辛かった。
そして藤原竜也さんのイケメンぶりに息をのむくらい吸い込まれました。
そしてなにより主題歌が良いです。
ラストで流れて映画に深みを与えていました。
とても素晴らしい作品だと思います。