ソラニン / Solanin

ソラニン / Solanin

浅野いにおによる青年漫画、及びそれを原作とした映画。「週刊ヤングサンデー」にて2005~2006年まで連載。2010年に実写映画化された。退屈なOL生活を送る社会人2年目の芽衣子と、音楽への夢を持ちつつも踏み出すことができないままフリーター生活を続ける恋人種田。二人が夢に向かって歩き出すところから、挫折、そして種田との死別を経て、芽衣子が新たな一歩を踏み出すまでが描かれる。

Sota210のレビュー・評価・感想

ソラニン / Solanin
9

た、種田…

原作の漫画は知りませんが、バンドって好きだし、見てみるととてもいい映画でした。夢を追うのは大切なことだとは思いますが、未来がわからず、ふつふつとするというのもよくわかるし、でも音楽で食べていきたいというのもいいです。ああ、私はもうあんな時代は来ないな、若いっていいなと、おばさんちっくなことを考えてしまいました。あらすじにも、種田が死んで、、と書いていたし、種田が亡くなることはわかっていたのですが、そこからの展開が泣けて泣けてしかたありませんでした。種田の恋人の芽衣子の悲しみはもちろん、ビリーの悲しみもとてもつらかったです。ビリーは芽衣子が好きなんだから、こんなときこそ、芽衣子を支えたかっただろうけど、種田のこともほんとに好きだったんだなと思いました。そこまで思える友達関係っていいなと思いました。最後のライブシーンは、たしかに芽衣子の歌はそんなにうまくないけど、そもそも歌ってうまさではないと思うし、ここであまりうまくない方がリアリテイがあっていいなと思いました。バンド音楽がすきなので、バンド練習シーンとか、ライブシーンとかがある映画があると、つい見てしまいます。この映画も何度も見たくなる映画の一つになりました。