そらのおとしもの

そらのおとしもの

『そらのおとしもの』とは、『月刊少年エース』2007年5月号から2014年3月号にかけて連載された水無月すうによるハートフルコメディ漫画、およびそれを原作としたテレビアニメである。略称は「そらおと」。テレビアニメは第1期が2009年10月から、第2期が2010年10月から放送され、2011年6月下旬に映画が公開された。2014年4月26日より完全新作の映画『そらのおとしものFinal 永遠の私の鳥籠』が劇場公開された。
エッチだが平凡な中学生・桜井智樹(さくらい ともき)は、あるとき空から降ってきた自称「愛玩用エンジェロイド」である天使の少女イカロスと彼女と鎖で結ばれることになった。イカロスは智樹の願いを何でも叶えてくれるという。しかし新たなエンジェロイドが智樹の元へと迫り、平和が狂ってゆく。さらにイカロスが本当は戦闘用エンジェロイドであることが判明し、智樹は謎の新大陸の陰謀に巻き込まれていく。

9ukutakafのレビュー・評価・感想

そらのおとしもの
10

ギャグシーンは笑えて、シリアスシーンは泣けます。

この作品は、福岡の観光名所といえば樹齢400年を超える大樹と畑で働くおばちゃんの笑顔くらいの本当に何もないような田舎町空美町に住む主人公桜井智樹が、あるひょんなことからその樹齢400年お超える大樹の下で先輩と待ち合わせしていると、空から羽の生えた女の子が落ちてきてその女の子と一緒にがれきも落ちてきたので、女の子を担ぎ家まで運びます。そして女の子が目を覚めると主人公のことをマスターと呼び、なんでも願いをかなえるといいます。試しに様々なことをお願いすると見事にすべて叶えていくのですが、主人公がこの世界の王になりたいと願うと人間が消えてしまいます。この願い事のキャンセルをしたいと主人公はイカロスに願うのですが、キャンセルはすることができないといいます。途方に暮れた主人公はこれが夢だったらいいのにと何気なくつぶやきます。そして寝てしまい朝起きるとすべて元通りになっていました。イカロスによると主人公がすべて夢だったらいいのにといったので、すべての出来事を夢にするというプログラムを執行しましたとのこと。解決したところで不思議な能力を持つ羽の生えた女の子とのドタバタな共同生活が始まるのでした。という内容です。ギャグシーンもあり、すごく笑えます。この作品の終盤にはシリアスシーンがあるのですが泣けるので魅力的なアニメです。登場するキャラクター達は最強の戦闘能力を持つイカロス、昼ドラ大好きニンフ、すこし馬鹿なアストレア、ヤクザの一人娘の会長、一人で野外にキャンプ暮らしをしている熊殺しの先輩、主人公の隣の家で暮らす幼馴染の見月そはらなどなど魅力的ですのでお勧めです。