最高傑作であり、感動するカーアクション映画でした。
最初はただのレースするカーアクション映画かと思いましたが、本当に実在した伝説のレースであり、フォードとフェラーリが戦う素晴らしい映画でした。
フォードがずっと負け続け、経営を盛り上げるための策として講じたフェラーリの買収が、成立寸前で違う会社がフォードより高値を出してきて決裂、そのダシに使われていたのに怒ったフォードの気持ちが痛いほど伝わってきました。しかもそのレースも上手いこと勝てなくて、縋ったのがル・マンで唯一勝ったことがあるアメリカ人のシェルビーであり、マイルズだったその決断は正しかったと映画の終わりで思いました。でも、そう上手く出場させてくれない副社長の思惑が邪魔して、それを仕返ししたシェルビーたちがどんどん好きになってきました。だからマイルズの不器用な性格が愛おしくて、そんなマイルズと衝突しながらも支えて、レースに出し続けてくれたシェルビーのコンビ愛が本当に尊くて感動しました。その結果、フォード三台の同時優勝することを選んだマイルズに対して最後の最後で裏切った副社長に本当に憤りを感じました。だから、悔しみながらも会場を去った二人の姿に涙が流れたし、その後のマイルズの死に号泣しました。本当に素晴らしいカーアクションで自身もレースに出てみたくなるほど面白かったです。
想像以上に感動した最高傑作で、本当に伝説の戦いを映画化してくれて嬉しかったです。