タケコさんの恋人

タケコさんの恋人

『タケコさんの恋人』(たけこさんのこいびと)とは、望月玲子によるラブコメ漫画作品である。講談社の『mimi Carnival』にて1990年8月号から1992年2月号まで、『Monthly Kiss』にて1992年4月号から1996年2月号まで不定期掲載された。単行本は講談社コミックスミミおよび講談社コミックスキスより刊行され、のちに講談社漫画文庫にも収録された。続編として『新・タケコさんの恋人』や『タケコさんの恋人21』などの展開も行われた。
七光物産の社長室で秘書を務めるキャリアウーマンの北条猛子(ほうじょう たけこ)は、優秀な仕事ぶりを見せる一方で、社内ではお局的存在としてどこか男性を寄せ付けない雰囲気を漂わせている。同期の嵯峨野丈二(さがの じょうじ)から好意を寄せられる一方、タケコには海棠静(かいどう しずか)という恋人がいるが、放浪癖があり本心の掴めない彼に振り回され不満や悩みを抱えている。大人の恋模様と葛藤をオムニバス形式で描き、リアルな恋愛模様が親しまれたコメディ作品である。

hirochiki005e6のレビュー・評価・感想

タケコさんの恋人
7

パワフルで率直なタケコさんを見習いたい

企業の秘書課でバリバリ仕事をこなすタケコさんは、黒縁メガネと引っ詰め髪でクールに大股で歩くお局として知れ渡っていますが、ナイトクラビングをして踊るのが大好きで、恋人のしーちゃんに首ったけなことは誰も知りません。

人目を気にしたりせず、媚びないところが気持ち良く、彼女のようにパワフルに思いっきり生きてみたい気分になります。やるべきことはきっちりこなし、自分の気持ちに正直。そんな姿勢は、すべての働く女性に勇気を与えてくれるのではないでしょうか。そんなタケコさんでも、一生に一度の恋を感じてしまったしーちゃんとの関係では苦しみ悶えたりします。その純粋さがまた素敵で、人を好きになることの背中を押してくれるような漫画です。
それを象徴するように、タケコさんの周りの秘書課の女の子達も、それぞれ自分にとっての運命の人を見つけていきます。その決め手となる場面ではタケコさんのアドバイスが功を奏し、名言が多いのも注目したいポイント。
普段はあまり余計なことは言わないものの、ここぞというときに姉御肌な一面を見せるのも好感が持てました。

もっとも、タケコさんは本当のことを述べているだけで、世話を焼くつもりはないのかもしれません。
そしてそんなシンプルで率直な性格に憧れてしまいます。