“リスナーに寄り添う”、flumpoolの魅力。
flumpoolはボーカル・山村隆太、ギター・阪井一生、ベース・尼川元気、ドラムス・小倉誠司の4人で結成されたロックバンド。au LISMOのCM曲「花になれ」は聴いたことがある人も多いだろう。
2007年に知人の紹介で小倉が加入、バンド名を「flumpool」に改名。
2008年に「花になれ」でメジャーデビューを果たした。同楽曲は10日間で100万DL越えし、話題となった。
その後もヒット曲を連発、ドラマや映画、CMなどタイアップ曲も多い。中でもNHK紅白歌合戦にも3年連続で出場した。
優しく伸びやかな歌声と聴き手に寄り添うような楽曲が特徴で、メンバーの力強く安定感あるバンドサウンドは、若い世代を中心としつつも幅広い年層に支持されている。優しく柔らかな物腰と、関西人ならではのユニークさを持ち合わせた人柄もファンの心を掴んでいる。
flumpoolのほとんどの楽曲の作詞を山村、作曲を阪井が手掛けているが、1stアルバム「What's flumpool!?」収録曲「タイムカプセル」では、阪井が作曲だけでなくメインボーカルも努めた。さらに3rdアルバム「experience」収録曲「36℃」では作詞作曲を山村が、2ndアルバム「Fantasia of Life Stripe」収録曲「ベガ ?過去と未来の北極星?」の作曲、4thアルバム「EGG」収録曲の「産声」の作詞・作曲を手がけている。
2010年、山村がポリープ摘出手術を受け、1ヶ月間療養。その際に再始動の思いを込めて作られた楽曲がシングル「reboot?あきらめない詩?」である。
2013年には、阪井がダイエットに専念するため“ビジュアル面”での活動を休止。ビジュアル面でのサポートメンバーとしてお笑い芸人・NON STYLEの井上裕介を起用するという、なんともお茶目なエピソードがある。
ちなみに休止から2ヶ月で減量に成功し、ご褒美としてサブリーダーに就任。井上のサポート活動は終了となったが、交流は続いている。
山村は2017年には月9ドラマ「突然ですが、明日結婚します」でヒロインの相手役として俳優デビューも果たした。
2017年、山村が機能性発声障害を発症していることがわかり、治療に専念するため活動休止。開催中であったツアー残り4公演と年末カウントダウンライブは中止となった。この経験から作られた楽曲がシングル「HELP」である。
2019年、機能性発声障害を乗り越え活動を再開、また、ツアー開催とシングルリリースも発表された。山村の症状はかなり改善しており、その後のツアーで年末のカウントダウンライブ開催と翌年にアルバムリリースすることを発表。
様々な壁を乗り越え、挑戦し続ける彼らは、“リスナーに寄り添う”楽曲を届けてくれる。これからの活躍に期待したい。