ブラインドネス

ブラインドネス

『ブラインドネス』(原題:Blindness)とは、2008年に公開された日本・ブラジル・カナダ合作のパニック映画。アメリカでは2008年10月に公開され、日本では同年11月に公開された。原作はジョゼ・サラマーゴの小説『白い闇』だ。ある日突然、1人の日本人男性が謎の伝染病によって失明した。それをきっかけに、日本人男性の傍にいた人たちも次々と失明していく。見ない不安と恐怖からパニックに陥る人々を描いた、サバイバル・パニック・サスペンスである。

yatteyarusa_1122のレビュー・評価・感想

ブラインドネス
9

どっちが幸せなのか考えさせられる

突然失明する奇病が流行る。初期症状もなく急に見えなく為、車の運転中に急に目の前が真っ暗になったりで皆がパニックになる中、何が原因か分からない為、取り敢えず感染者は収容所に隔離される。
その中で自分の旦那に付き添って同行する一人の女性。その女性は何故か感染しなかったが収容所では「感染している演技」をする。
感染者は急激に増えていき、やがて収容所は機能しなくなり、食料も満足に入手出来なくなる。その女性を除いて全ての人は感染者、見えない幸せってあるんだと考えさせられました。
普通に考えると感染者イコール不幸、感染してないその女性は幸せ、と考えると思いますが見えることが「不幸」でもある映画でした。
何が原因なのか不明、治るのかも分からない、世界がどうなっているのかも「見えない」
その中で人間らしく「欲」に走る人達もいれば諦める人も。
どんな状況でも周りよりもより優位に立ちたいと思う人は居るもんで、目が見えない人にとってなんの価値になるだろうと思う事に熱を上げる人も。人間の汚い部分も描かれていて私はとても好きです。平和な日常が壊れていく様子を最初からずっと見て来た女性が最後どうなるのか是非その目で見て欲しいです。