フェチズムフォトグラファー青山裕企さんのピンポイントエロスの世界

自然、風景、建築物、人、動物……この世に溢れる魅力的な一瞬を切り取る写真家は数多く存在しますが、こんなにもピンポイントな一瞬にのみ固執し続ける写真家は、他にいないのではないでしょうか。現代フェチズムを肯定するようなフォトグラファー、青山裕企さんの作品世界に迫ります。

写真家・青山裕企さんとは?

青山さんは、愛知県名古屋市出身。
筑波大学第二学群人間学類心理学専攻卒業。

透明感のある画面構成に定評がある写真家です。
中心となるモチーフにセクシャルな要素が含まれることも少なくありませんが、独特な透明感と美しさは作品に清潔感を与えます。

なんかエロイ、でもきれい、でもエッチ、だけどかわいい……そんな、なんとも言えない作品たちを精力的に発表しています。

代表的な作品その1:「スクールガールコンプレックス」シリーズ

タイトルの通り「学生」に焦点を当てた作品集がこちら。

制服やその他「学生らしい」服に身を包んだ少女たちが、学校内で見せるちょっとした一コマを切り取り、自分も学生としてその場に居合わせたら思わず目をそらしてしまうようなシーンを追求しています。

代表的な作品その2:「π/」(パイスラッシュ)

いわゆる「ショルダーバッグ」「かけかばん」。
あのバッグをつかっている女性は、胸もとにかぶるように、肩から腰にかけて一本の線がはいりますよね。

おっぱいのあいだを通りぬける一本のナナメ線……これを「π/(パイスラッシュ)と呼んでいるのです。

ただひたすら、おっぱいをスラッシュするかばんを追いかけるだけの写真集。
まさに「フェチズムの極み」と言えそうですね。

写真だけではなく、MVの作成も

さらに青山さんは、写真だけでなくアーティストのミュージックビデオ作成も手がけています。
こちらはガールズグループ「さよならポニーテール」の『無気力スイッチ』のミュージックビデオ。

写真の世界をそのままに、動き出す少女たちを追っているような感覚に浸れるでしょう。

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@keeper

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