伝統や意味のある世界のクリスマス菓子まとめ!かわいいだけじゃない!【ヨウルトルットゥ】
日本ではクリスマスにケーキを食べる人が多いが、フィンランドではヨウルトルットゥという菓子パイ、ギリシャではメロマカロナという卵形のデザートが食される。
ここでは世界各国の、伝統や意味のあるクリスマス菓子をまとめた。
■ 可愛い風車型の菓子パイ「ヨウルトルットゥ」
ヨウルトルットゥは、「クリスマス・パイ」という意味のフィンランドの伝統的なお菓子です。クリスマスツリーの頂上に飾る星をかたどっているといわれています。
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サンタクロースが住んでいるのは、フィンランドとロシアの国境、ラップランドのコルヴァ・トゥントゥリ山(標高483m)。お膝元のフィンランド
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フィンランド北部ラップランドに住むトントゥという小人の妖精が、子どもたちが悪さをしていないかいつもチェックをしているんです。
砂糖を入れていない自然な甘みと酸味のプルーンジャムとサックリとしたパイ生地が合わさり、シンプルな美味しさ。しかも、簡単なのに見た目がとても可愛い。
■ クリスマスの日まで少しずつ食べる「シュトーレン」
ドイツ語「stollen」が坑道や柱を表す物と言います。確かにカットした断面を見れば山型で、上には雪が積もり、中にくるまれたマジパンやフルーツはまるで山に穿たれたトンネルのようにも見えます
生地にドライフルーツやナッツ、マジパンが練り込まれ、表面には粉砂糖が振りかけられている。
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ドイツでは、クリスマスを待つアドベントの間、少しずつスライスして食べる習慣がある。
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フルーツの風味などが日ごとにパンへ移っていくため、「今日よりも明日、明日よりも明後日、とクリスマス当日が段々待ち遠しくなる」とされる。
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■ 神話と歴史の島のお菓子「メロマカロナ」と「クラビエデス」
ギリシャのクリスマスの定番お菓子のひとつにメロマカロナがあります。
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地中海に浮かぶ、ギリシャで一番大きな島、大神ゼウスが生まれた神話と歴史の島、クレタ島の伝統的なお菓子
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アーモンドがたっぷりと載った茶色のクッキーと、真っ白な粉砂糖で包まれた…一見、お饅頭のような…ぽってりとしたクッキー
メロマカロナはオレンジやスパイスの薫り高いクッキー。生地には油(オリーブオイル又は他の植物油)を使い、仕上げにシロップを吸わせるのでしっとりとしています。
クラビエデスはバターの風味が優しい、サクサク・ホロホロのナッツ入りクッキー。仕上げにたっぷり粉砂糖をまぶすのが特徴です。
■ レーズン入りの三つ編みパン「ヴァーノチカ」
チェコのクリスマスパンを、Vanocka(ヴァーノチカ)と言います。
レーズンが入った編みパンです。ヴァーノチカは、Vánoce[クリスマス]という言葉からきています。クリスマスディナー後に食べるのではなく、翌日の朝食べるのが一般的です
レーズン入りの、ほのかに甘い、大好きな味。これを期に、毎年、クリスマスの伝統にしてもいいかも。
■ クリスマスの薪の意味「ビュッシュ・ド・ノエル」
基本はロールケーキなのでスポンジより失敗が少なく、ショートケーキよりデコレーションも簡単です。
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フランス語でノエルが「クリスマス」、ビュッシュは「木、丸太」で「クリスマスの薪」の意。その名の通り薪(または木の切り株)の形をしている。
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なぜ薪の形なのかについては幾つかの説がありますが、一つには「キリストの誕生を祝い、暖炉で夜通し薪を燃やした」ことに由来する