【懐かしい】泣ける絵本5選
懐かしい絵本の中から涙腺崩壊必至な絵本を5冊紹介する。
あの頃に戻って読み返してみるのもまた一興である。
【佐野洋子】 『100万回生きた猫』
主人公の猫は、ある時は一国の王の猫、ある時は船乗りの猫などいろいろな飼い主とともに生き、死んでいくということを100万回も繰り返していた。猫の死が訪れるたびに猫の飼い主はひどく悲しむが当の猫はまったく平気なのであった。猫は、飼い主のことが大嫌いだったのだ。
ある時、主人公の猫は誰の猫でもない野良猫となっていた。猫は100万回生きたことを自慢する。しかし、唯一自分に関心を示さなかった一匹の白猫のことを好きになる。
そして時がたつと、白猫はたくさん子供を産み、年老いてゆき、やがて猫の隣で静かに動かなくなった。そこで猫は初めて悲しんだ。朝になっても昼になっても夕方になっても夜になっても、猫は100万回も泣き続け、ある日のお昼に猫は泣き止み、猫も、とうとう白猫の隣で動かなくなり、決して生き返ることはなかった。
【土屋由岐雄】 『かわいそうなぞう』
戦時中に東京の上野動物園にて猛獣たちが処分された実話
戦時中、空襲により織が破壊され猛獣たちが逃げ出すことを恐れ、処分することを決める。
ライオンやトラが殺されていき、ついに象のトンキー・ワンリー・ジョンだけとなる。毒の餌を食べさせようとするもうまくいかず、毒の注射もうまくいかず餓死を待つことになる。
象たちは餌をもらおうと芸をするがついに餓死してしまうのであった。
【林明子】 『こんとあき』
きつねのぬいぐるみの『こん』とこんといつも一緒の『あき』のお話。
こんとあきはおばあちゃんの家に行くことに。
こんとあきは無事にたどり着けるのか
【浜田廣介】 『泣いた赤鬼』
赤鬼は人間と仲良くしたいと思い立て札を立てる。しかし人間たちは赤鬼
のところに来ようとはしなかった。
友達の青鬼に相談し、ある計画を立てる。
それは青鬼が村で暴れ、赤鬼がこらしめるというものだった。
その結果、赤鬼は人間と仲良くすることができるが友達の青鬼を失ってしまう。
【黛 くみこ】 『あのときすきになったよ』
クラスにおもらしをする「しっこさん」と呼ばれている女の子がいる。
主人公の女の子は「しっこさん」のことが嫌いだったが、少しずつ仲良くなっていく。
ある日、主人公が教室でおもらしをしたときに「しっこさん」が助けてくれる。
その時にこころの中でずっと「しっこさん」と呼んでいることを後悔するところで終わる。