世界でも評価の高い日本のCM 銀のさら編
銀のさらは、株式会社ライドオン・エクスプレスの展開する宅配寿司チェーンです。
その宅配寿司チェーンのCMなのですが、これがなんといってスゴイの一言。海外からの評価も高くユニークに富んでいます。若干インパクトに振り切っていたり、寿司が出てこなくて伝えたい事が分からなかったりとCMとしては疑問符は残りますが、記憶に残るのは間違いなしです!
銀のさらって
1998年、岐阜県岐阜市にて銀のさらの前身として、寿司衛門第一号店が出店しました。
2年後の2000年には今の銀のさらに名称を変更し、2004年に第18回全日本DM大賞佳作を受賞し、2012年には350店舗以上を出店するに至りました。
また47都道府県中、未だ出店していないのは青森県、岩手県、和歌山県、鳥取県の4県になっています。
【寿司くんとの出会い】銀のさら CM【HM BROS.出会い編】
2006年放送されたCM。全4種類。
メタル好きの3兄弟の元に寿司のきぐるみの人間が、突然訪れ、奇妙な友情などを培っていくというストーリー性のあるCM。寿司とは分かりますが、どういう会社なのかよく分からない構図になってしまっています。
【それは、本能】銀のさら CM【右手編】
2007年放送されたCM
会議中にサラリーマンが突然右手の人差し指が引っ張られる様に操られ、エレベーターのスイッチを押しまくったり、ギターを弾いたり、スケートボードに肘を置いて進むに任せていると、自宅に着いて電話で銀のさらに電話してしまうというCMです。
銀のさらHPでは「もし、右手が謀反を起こしたら?右手があなたをコントロールしはじめたら?電話一本で宅配してくれる銀のさらを請求する60秒です」というメッセージが添えらていました。
【実証実験】銀のさら CM【Experiment篇】
こちらも2007年に放送されたCM。
架空の高級寿司と銀のさらが味勝負するというCM。100人の人間が高級寿司に向かおうとするが、バラエティにある爆発や落とし穴などの妨害を受けて、結局銀のさらに向かってしまうという自虐的なCMとなっています。
しかし、このCMが海外で高評価を受け、釜山国際広告祭ではブロンズ賞を受賞しています。
【とある日の宣伝会議】銀のさら CM【会議篇】
2010年に放送されたCM。4種類をひとつにまとめたCMとなっている。前二つはオーソドックスなCMになっているが、後半の2つは銀のさららしさが出ているといえます。
銀のさらの宣伝会議での一幕といった、このシチュエーションも銀のさららしいと言えるでしょう。
3つ目のCMはアジアパシフィック広告祭銅賞受賞、4つ目のCMはACC CM FESTIVAL テレビCM部門においてブロンズ賞を受賞しています。
【ネタについての比喩的表現】銀のさら CM【type-B篇】
2011年にWeb限定のCM。2種類ありドッグ編とベッド編の二つになっています。
こちらに至っては、もはや寿司チェーンのCMとは言えなくなってきています。もはや何を伝えたくなってきたのかという程なのですが、なんとこちらもドッグ編はアジアパシフィック広告祭銅賞受賞、ACCファイナリスト受賞の快挙。ベッド編に関しては、2015年にツイッターなどで話題となり、何故か閲覧数が伸びたという快挙に。
【銀のさらの辞書に妥協という文字は無い】銀のさら CM【サメ篇】
2012年放送されたCM。
多少軌道修正され、なんとか寿司のCMと言われればわかる程度に修正されたが、それでも理解の範疇を超えています。
むしろ、同時期に放送された麻布の有名寿司店で撮影されたCMの方が分かり易いのですが、インパクトではこちらがダントツです。
【CM撮影、最大のタブーとは】銀のさら CM【秘密篇】
2013年に放送されたCM。
CM製作の裏側を暴露していくというシチュエーションです。
こちらは最後になるまで銀のさらなのか分からないCMになっています。道を間違えたまま突っ走っている傑作となっています。こちらではとうとう、アジアパシフィック広告祭で銀賞を受賞しました。