【現代短歌】変わりゆく短歌は既に歌人のみ歌うものではなくなってゐる【偶然短歌】
「偶然短歌」を知っていますか?その名の通り、何気ない言葉の中で偶然にも「五・七・五・七・七」のリズムになってしまった文章を抜き出した「偶然短歌bot」が話題を呼んでいます。さらに穂村弘さんが文芸誌「ダ・ヴィンチ」で連載している「短歌ください」で紹介されるのは素人が作成した短歌のみ。今、変わっていく短歌の「事故性」が面白いのです。
「偶然短歌bot」とは?
偶然短歌botは、その名の通り偶然産まれてしまった短歌を投稿しているbotです。
文章はウィキペディアに投稿されているものの中からピックアップされ、偶然にも五・七・五・七・七になっている部分と、ウィキペディア内のどのページの記述なのかが記されます。
新鮮なコーヒー豆の提供とフレンドリーな売店づくり #tanka
— 偶然短歌bot (@g57577) November 27, 2015
ウィキペディア日本語版「ドトールコーヒーショップ」より https://t.co/kiUG0Wt0IO
道路から少し離れた北側の畑の中に設立された #tanka
— 偶然短歌bot (@g57577) November 26, 2015
ウィキペディア日本語版「角盤町」より https://t.co/ftSVGn91jt
五十鈴川「御手洗場」で、口と手を清めることをお勧めします #tanka
— 偶然短歌bot (@g57577) November 26, 2015
ウィキペディア日本語版「五十鈴川」より https://t.co/hxUZHuJXYu
役割が都市開発の主体から規制体へと変化している #tanka
— 偶然短歌bot (@g57577) November 23, 2015
ウィキペディア日本語版「ニュータウン」より https://t.co/VSqg8LS5RP
設計し、都市計画と建築を全体として適合させる #tanka
— 偶然短歌bot (@g57577) November 25, 2015
ウィキペディア日本語版「ウィレム・デュドック」より https://t.co/QMaamT9qm0
文章を一束にする方法は、神経言語プログラミング #tanka
— 偶然短歌bot (@g57577) November 23, 2015
ウィキペディア日本語版「ミーム」より https://t.co/72tVR9Bngj