女性に刺さる尾形真理子さんのキャッチコピー集
LUMINEのキャッチコピーでおなじみの尾形真理子さん。毎回胸にぐっとくる言葉で思わず立ち止まってしまいます。
LUMINEからいただいたリクエストは、「駅ビルからファッションビルに生まれ変わりたい」というものでした。利便性だけでなく、LUMINEという場所を選んで、服を買いたいと思ってもらわないといけない。ターゲットとの気持ちのつながりが重要になってきます。LUMINEを自分に関係のある場所だと思ってもらわないといけない。そのために広告でできることは何なのかといったら、「女の子たちの気持ちを一番わかっているのはLUMINEだ」と伝えていくことだと思いました。だから、例えばたった一枚のブラウスを女の子が選ぶとき、その裏にあるであろう「いろいろな感情」を考えてみたんです。
「世の中の人は今どんな気分なんだろう?」と、なんとなくいつも気にしています。それこそ、電車のなかで乗客のおしゃべりに聞き耳を立てるとか。そんな日常でできる些細なことです。でも、そのひとつひとつが生きてくる。よく誤解されますが、私だって、女だというだけで、世の中の女性のことを良く知っているわけじゃないんです。普段は忙し過ぎて、女性らしい素敵な生活は1ミリもしていない(笑)。ましてや、今の女子高生のことなんてさっぱりです。テレビを見ても本を読んでも、彼女たちのリアリティはつかみきれません。でも、直接、話をする機会はなくても、いつもそばに感じていないといけない、とは思っています。もし電車で、自分と同世代の女性2人と、女子高生2人がいたとしたら、女子高生2人の近くに座るとか。そういうことはよくしています。