中国の絵師が描いた三国志風MSがかっこいい!

中国のイラストレーター張旺(1976~)は、中国の伝統的な画風で神話に出てくる怪物や美女などを描いています。日本やアメリカなどのポップカルチャーにも影響を受け、ガンダムのMS(モビルスーツ)やニンジャタートルズを三国志の英雄のように描いています。

有名な西遊記より、孫悟空の戦闘シーン。張旺は南開大学で美術教員をしながら、中国の伝統絵画とともに、最新のCGアニメーションの製作もしています。伝統的な西遊記を題材にしていますが、構図や表現などはかなりマンガ的です。

古代中国の衣装を着た美少女。水墨画のような背景の中に、ブルーと赤がすっきりと映えています。どこか日本の漫画家でイラストレーターの皇(すめらぎ)なつきの影響を受けているようにも見受けられます。

三国志風ニンジャタートルズ。まさに中国の人ならではの発想ですね。アメリカや日本のポップカルチャーの大ファンだそうです。中国の人がアメリカや日本のカルチャーを題材にして絵を描くのは一昔前なら考えられないことでしたが、随分と自由な気風になりました。

諸葛孔明。日本でも中国でも大人気の英雄の一人です。いかにも知的な雰囲気が漂ってきますね。実は三国志はもともと中国では、一部の歴史好き以外にはそれほど知られてはいない古典だったそうです。日本のゲームなどが中国に大量に入ってきたことで“逆輸入現象”が起きて、それ以降中国の人たちも三国志をよく知るようになったのだとか。

角の生えた龍(?)の化身。凛とした視線と衣装が美しいです。怪物やロボットや筋骨たくましい英雄を得意とする張旺ですが、美女を題材にした作品もたくさんあります。画集でじっくり見てみたいですね。

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とんとん
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