無料で読める!出版社サイトで連載されているWeb文芸まとめ

出版社のWebサイトに載っている情報は、発売書籍の情報だけではもちろんありません。いずれ単行本として発売される文章連載も、今なら無料で読むことができます!各出版社のWeb連載、どんなものがあるのか集めてみました。

読まないのはもったいない!出版社サイトの豪華連載陣

文章のプロがつどう出版社が公開している連載だけあって、クオリティ・読みごたえは折り紙付き。
無料だからとあなどるなかれ。執筆陣も非常に豪華です。

たとえば、イラストを見れば誰でも「ああ、見たことある」となる寄藤文平さん。
寄藤さんの「仕事場」をテーマした連載は、株式会社ミシマ社によるWeb文芸誌ミシマガジンで読むことができます。

www.mishimaga.com

(寄藤文平さんの有名な仕事のひとつ、JT「大人たばこ養成講座」)

他にも、映画化された『風が強く吹いている』や『舟を編む』の著者である三浦しをんさん。
三浦さんは実業之日本社の電子オリジナル連載で、博物館めぐりのルポを執筆しています。

j-nbooks.jp

(映画化された『舟を編む』では、主人公の馬締くんを松田龍平さんが演じました)

このように、プロとして第一線で活躍している人物の連載を、出版社サイトのWeb連載でなら無料で読むことができるのです。
書店で見かける文芸雑誌の価格は1000円前後が大半。ふだん読まない方にとっては、少しハードルが高いですよね。
0円で読めるWeb連載、これは読まなきゃ損!というものでしょう。

それでは、どんなWeb連載があるのでしょうか。
有名な出版社を中心に紹介していきます。

集英社のWeb連載

集英社が刊行している雑誌といえば「少年ジャンプ」が真っ先に頭に浮かびます。
漫画雑誌では「ジャンプ」系、「りぼん」「マーガレット」「YOU」。
男性誌では「週刊プレイボーイ」「MEN's NON-NO」、女性誌では「non・no」「MORE」「BAILA」「LEE」など。
読者が少年少女だった頃から大人になるまで、それぞれの年代に向けた雑誌を持っている出版社だといえます。
漫画雑誌では、「ジャンプ」から「バクマン。」が、「マーガレット」からは「俺物語‼」が映画化されて話題になりました。

文芸誌では「すばる」や「cobalt」など。
「すばる」では赤川次郎や恩田陸、古川日出男といった人気作家がの執筆陣に名前を連ねています。
また1976年から刊行された「コバルト文庫」シリーズを、中学生の頃に読んでいたという方も多いのではないでしょうか。
Web連載では人気作家の対談やエッセイだけでなく、いずれ単行本として発売されるだろう小説の連載も読むことができます。

bunko.shueisha.co.jp

renzaburo.jp

wpb.shueisha.co.jp

講談社のWeb連載

大手出版社の名前をあげてください、と言われたら「集英社」に続いてこの会社の名前をあげる人が多いことでしょう。
漫画雑誌は「マガジン」や「アフターヌーン」「モーニング」「イブニング」が有名。どちらかといえば青年向け漫画に強い印象です。
女性向けとしては「なかよし」や「フレンド」「kiss」など。

文芸雑誌では「群像」や「小説現代」を刊行、また集英社よりも多くの文庫シリーズを持っています。
講談社文庫、青い鳥文庫、講談社学術文庫、講談社現代新書、ブルーバックス、講談社ノベルス…。

AppleがiPadを発売した2010年、出版業界は「電子書籍元年」を謳い、多くのWebサービスを開始しました。
講談社は集英社に比べて文字媒体でのWeb連載は少ない印象ですが、2010年にWebでの活動に特化した星海社という会社をたちあげ、現在にいたるまでさまざまな試みを行っています。
これまでの試行錯誤が感じられるサイトを、Web連載を読みがてら覗いてみてはいかがでしょうか。

ji-sedai.jp

gunzo.kodansha.co.jp

www.moae.jp

shonen-sirius.com

小学館のWeb連載

小学館という名前は、もともと小学生向けの教育図書出版を発売していたためでした。
漫画雑誌では「サンデー」や「スピリッツ」「スペリオール」、女性では「ちゃお」や「月刊flowers」「プチコミック」など。年少向けの漫画で「コロコロコミック」があります。

学習誌は実に多く出ていて「めばえ」「幼稚園」「てれびくん」、それから学年ごとを対象にした雑誌もあります。
文芸誌では「STORY BOX」や「きらら」、他社に比べて「STORY BOX」は「純粋に連載作品を中心に構成されている」と書かれています。

小学館はWeb連載というより、キュレーションサイトを多く持っています。公式サイトに載っている情報では12サイト。
これを多いと思うか少ないと思うか、あなたはどちらでしょうか?

www.news-postseven.com

www.womaninsight.jp

www.men-joy.jp

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