螺旋の神秘(2部)
螺旋とアート(1部)では、主に2次元の渦巻きについて考察した。
ここでは弦巻状に運動する、3次元での螺旋構造について。
螺旋と運動
猛禽類が空から獲物に近づくときに直線的に近づくことなく、空中でこの螺旋を描きながら旋回して近づいてゆく。
「用意周到」という言葉あるが、弧を描いて目的を観察しながら、仕損じることのないように狙いを定めて捕獲する。
螺旋という形状には円を描きつつ、しかし初めに回帰せず、上へと成長してゆく運動があり、
繰り返される運動律の中に、過去を乗り越える時間の流れがあり、歴史性が存在する。
螺旋階段
螺旋状の芸術品というと、やはり螺旋階段があげられる。
空間を贅沢に使い、芸術性にもすぐれた作品が多い。
螺旋の力動性
基本的には繰り返しの構造でありながら、同じ位置をたどらず、例えば無限に上昇する構造を歴史や生命になぞらえる例もある。
出典: ja.wikipedia.org
螺旋は、運動性や生命力を感じさせる面があるので、芸術作品などにおいては、様々な意味を込めた象徴、シンボルとして用いられることも多く、作品のタイトルとなっている例も多い
出典: ja.wikipedia.org