全て静止画像です!! “錯視の科学”が創り出す不思議なアート
ここにご紹介する不思議な画像は、静止画像であるのに動いて見えるような不思議な感覚を引き起こします。これが「錯視アート」の世界です。錯視の多くはこれまで研究者が試行錯誤の中で発見してきたものですが「数学的処理とコンピューターの活用」という科学的なアプローチが東京大学などで数学的解明として行われている分野なのです。
“錯視”というのは人間の目及び脳が「だまされて見えている」状態をいいます。手品でも何でもないのに静止画像が動いて見えたり、水平感覚が狂って見えたりそこにはとっても不思議な世界が展開されているのです。
詳しい説明が出来なくて申し訳ないのですが、とにかくこの“錯視”が面白いと感じてそれを知らない方々にご紹介したくてたまらなくなり、その代表的な錯視画像を何点かお見せ致します。タイトル部分(この画像は個人的に一番気に入っている複雑な動きを示していると思える作品です。)とその次ににお見せしている画像は、人によっては気持ちが悪くなって来る場合があるかも知れないほどの「動き」を示しています。
この画像は見つめている内に広がっていく感じに思えてくる画像です。
この画像は見つめている内に左右にゆらめいて見えてくる画像です。
こちらの画像は水平と垂直のマス目の中にデザインがなされているだけなのに、中心部分が盛り上がって見えています。
この画像は「カフェウォール錯視」というもので水平に引かれているラインのはずが水平に見えなくて、バランスが狂って見えてしまいます。
これは画像と言うべきではありませんが「文字列傾斜錯視自動生成アルゴリズム」として、ある文字配列の連続は行をずらしながら文字を並べるだけで見る人の平衡感覚が変に狂ってしまう一つの例なのですが、このアルゴリズム(計算方法・やり方の意)が基礎となって不思議な“動く静止画像”が出来上がっているのです。