12代目市川團十郎が66歳で急逝…寄せられた追悼の声まとめ
2013年、歌舞伎役者の12代目市川團十郎が66歳で死去した。ここでは歌舞伎界や市川團十郎と親交のあった芸能界の人々などから寄せられた哀悼の声をまとめた。中村梅玉や中村吉右衛門、中村獅童などのコメントを掲載している。
市川團十郎さん66歳で急逝
歌舞伎俳優の市川團十郎(いちかわ・だんじゅうろう、本名・堀越夏雄=ほりこし・なつお)さんが3日午後9時59分、66歳で肺炎のため東京都内の病院で死去
出典: mantan-web.jp
4月2日に開場する新しい歌舞伎座への出演を目標に療養してきたが、免疫力と治癒能力が徐々に低下。復帰の願いはかなわなかった
市川團十郎さんに寄せられる追悼の声
「僕はやんちゃ、わがまま、わんぱくな部分が多い。そういったものも父の大きな愛、器で見守ってもらった」
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「大きな愛のある人だった。自分のことはさておいても家族のこと、歌舞伎のこと、興行のこと、みんなのことをよく考え、体が辛くても決して弱音を吐かなかった」
「最期は笑顔だった。看病をしていた妹のぼたんが地方から戻ってきたらほっとした表情になった」
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「父の思いを少しでも受け継げられるように、歌舞伎に精進していこうと思います」
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「昨年の十月、新橋演舞場で二人で『勧進帳』の弁慶と富樫を交互に演じたのが最後でした。祖父(七代目幸四郎)の追遠が出来てよかったと従弟(いとこ)同士喜び合った事が忘れられません」
「団十郎家を継ぐ重圧、病気など苦労も多かったと思いますが、持てる力を120%出して生き切ったと思います」
「歌舞伎俳優市川團十郎としては、これから益々完成されていったであろうし、また、人間堀越夏雄としては、自分の人生を120%も130%も力を出し切って生きぬいたと思います。潔くそして見事な一生だったと思います」」
「『歌舞伎十八番』という市川宗家の家の芸にぴったりな芸風を持ち、それを立派に守られた。『助六』など他の人にはまねできないものでした」
「歌舞伎座がもうじき開場するという時に、亡くなられるとは残念です。もっと共演したかった」
「(安置された團十郎さんは)にっこり笑っているような、いい顔だった。60年以上の友達だから、言葉が見つからない」
「荒事という、ある種ばかばかしいこと、理性があったらできないようなことを、実に堂々と見事にやった。天真爛漫だった」
「回復に向かっていらっしゃると思っていました。まさかという気持ちで、ただただ驚いております。役者としても、人間としても大切な方でした」
「役者としても、人間としても大切な方でございました。ご一緒することが叶わず残念でなりません。心よりご冥福をお祈り申し上げます」
「ショックが大きく、頭が真っ白。新しい歌舞伎座での共演を、本当に楽しみにしていたのに」
「団十郎さんは歌舞伎十八番の復活に意欲的に取り組むなど、成田屋の重責を立派に果たしていた。それだけにつらい」
出典: www.kabuki.ne.jp
「突然のことでショック。歌舞伎界になくてはならない人。また同じ舞台に立つのを楽しみにしていたが…」