【WBC】選手へのリスペクトが感じられるつば九郎の名言を紹介

準決勝でプエルトリコに敗れ、WBCを去ることになった侍ジャパン。ここではファンの気持ちを代弁したヤクルトスワローズのマスコット、つば九郎の名言・発言を紹介。大舞台での活躍を労うつば九郎の言葉からは、選手への溢れんばかりのリスペクトが感じられ、ファンの間で話題となりました。

侍ジャパン、お疲れ様でした

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「WBC準決勝、日本1-3プエルトリコ」(17日、サンフランシスコ)

WBC日本代表は準決勝のプエルトリコ戦に敗れ、3連覇の夢が絶たれた。

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試合後の会見。山本監督は「選手はよくやってくれた。ゲームに悔いはない」と強調したが、目は泳ぎ、何度も口ごもるなど、動揺は隠せなかった。

出典: wbc.news.goo.ne.jp

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悪夢は八回

1点を返し、なお、1死一、二塁。打席に主砲の阿部。一発逆転の絶好機だったが、反撃ムードは一瞬にしてしぼんだ。
ワンストライクからの2球目。二塁走者の井端が三盗のスタートを切ろうとしたが自重。にもかかわらず、一塁走者の内川が猛然と二塁へスタートを切ってしまった。
投球はボール。捕手Y・モリーナがボールを持ったまま、二塁手前で立ち止まる内川を追いかけ、そのままタッチアウト。痛恨プレーで、流れを手放してしまった。

山本監督は「ダブルスチール。行ってもいい、というサインだった。ちょっと井端のスタートが遅れたんで、ああいう結果になってしまった」と説明した。
そして、「スラッガー阿部慎之助が打者なんですが、ひとつでも前の塁に行くという姿勢、これは失敗しましたが、私はこの作戦は失敗か成功か。悔いはありません」

※ダブルスチールとは
走者が一・二塁、一・三塁、二・三塁のいずれかにいる状況でこの2走者、あるいは満塁の状況で二塁・三塁の2走者が同時に盗塁すること

出典: sd.ssnewsjp.net

ダブルスチール

あんな大舞台で選手に人任せな指示、どうかと思いましたが…

出典: wbc.news.goo.ne.jp

4番の阿部が打てないことは戦犯にならず?!

前走者を確認せず、暴走した内川にも当然、非はある。だが、相手の捕手は世界屈指の強肩を誇るY・モリーナ。しかも、打席には阿部。主砲に託し走者には「走るな」のサインを出しても不思議ではない場面だった。

敗因について、山本監督は「相手の投手陣がキレが良く、チャンスをつかめなかった」と語った。中盤の好機で追いついていれば、展開は変わった可能性もある。だが、中途半端な采配で流れを失ったことも事実。大会前から指揮官の手腕を不安視する声は多かったが、ここ一番で露呈した。コーチで惨敗した北京五輪に続き、またも頂点に上り詰めることはできなかった。

侍ジャパン選手の感想

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初回1死からファルー、ベルトランに連続四球を与え、2死までこぎつけたが、アビーレスに中前へ運ばれた。「四球から失点してしまい、悪い流れを作ってしまった」。2~5回は本塁を踏ませなかっただけに「もっとしっかり投げたかった」と立ち上がりの乱れを嘆いた。

17年の第4回大会に向け「次のWBCでは、自分が先頭に立ってやるという気持ちで頑張りたい」。敗戦投手になったが、日本にはマエケンがいることを証明した大会だった。

大歓声は、一瞬でため息に変わった。1点を追う6回2死三塁、代わったばかりの左腕・セデーニョの外角スライダーに、阿部は空振り三振に倒れた。「あそこで打っていれば、展開も変わっていた。何とかしたかった」。天を仰ぎ、唇をかみしめた。

「みんな精いっぱいやったので悔いはないです。打ちたいと思ってやったし、一生懸命にやった結果。浩二さんの合言葉通り、アメリカまでこれた」。会見では前を向いたが、宿舎に帰ると脱力感に襲われた。部屋のベッドに倒れ込み、しばらく動けなかった。「俺が打っていれば勝てた。申し訳ない」

「次は僕に機会はないと思う」と改めて代表引退を明言。

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異国の地でも、井端の技は輝きを放った。3点を追う8回1死三塁、右前へ適時打を運び、この日チーム唯一の得点をたたき出した。準決勝も2安打で、大会通算打率5割5分6厘。芸術的な右打ちで侍をけん引した37歳は「知らない投手に対して長くボールを見ようとした結果」と好結果の要因を明かした。

控えの立場から、結果を残し続けて定位置を奪った。

新たな目標を見つけた。「もう一度(WBCに)出たいという気持ちになった。もっと勝負強くなって帰ってきたい」。4年後は41歳。日本のつなぎの野球を世界に知らしめた男が、次の夢に向かって走り出す。

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