【ほんとの】哲学入門【初心者へ】
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"存在"や"事象"など、よくよく考えると掴みどころのないテーマについて徹底的に追及して真理を求める学問・哲学。進路を決めかねている"社会科好きの"高校生の方や、考えるのが好きな方に一読をオススメしたい、ラッセル著の『哲学入門』に基づいてこの学問を紹介をします。
著者・ラッセルについて
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イギリスの哲学者、論理学者、数学者、貴族。
出典: ja.wikipedia.org
名付け親は哲学者のジョン・スチュアート・ミル。ミルはラッセル誕生の翌年に死去したが、その著作はラッセルの生涯に大きな影響を与えた。生涯に4度結婚し、最後の結婚は80歳のときであった。
出典: ja.wikipedia.org
テーマは"存在"と"知識"
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"私たちは〈生きている=存在している〉ことで成り立っているけれど、それは平たく言えば〈存在している〉と言う知識をもとに成り立っているのだ…"とこの論評では語られます。
それはつまり、どう言うことか?
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たとえば、茶色いテーブルが目の前にあるとする…
そのテーブルは茶色で、光沢を帯びていて、叩くと少し鈍い痛みを手の甲に覚える…
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けれどもテーブルクロスを掛けたらさっき見た"ただの茶色いテーブル"ではなくなる。これは本当に"同じテーブル"なのか…?!
確かに目線を変えると、一瞬前のそれとは姿を違える
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けれども私たちには"それは同じテーブルである"と言う記憶が、知識がある。それを信じればそれはテーブル。(=だって信じないと大方の知識が幻になっちゃうから…)
この上なくややこしいモノ
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哲学はこんな風に、おそらく"科学の範囲で出ない答え"や捉えどころのない問題の答えを追い求める学問です。
けれどもふと、(ああ、つまり人生の大半を記述で追体験してるってこと…?!)などと発見し、思考の風通りが良くなる瞬間に爽快さを覚える学問です。一点追求が好きな方、触れてみてはいかがでしょうか…?