衝撃の事実!世界最大の生物は「クジラ」ではなかった件

「世界最大の生物」と聞いて、クジラ(シロナガスクジラ)を思い浮かべる方は多いかと思います。実際、ものすごく巨大ですよね。ところが、シロナガスクジラは「動物」としては世界最大だけれども、「生物」という枠で見るとそうではないといいます。ちょっとややこしいですが、一体どういうことなのか気になる方はぜひ記事をチェックしてみてください。衝撃の事実がわかりますよ!

出典: pub.ne.jp
シロナガスクジラ
現存する最大の動物種であるだけでなく、かつて地球上に存在した確認されている限りの恐竜や動物を含めても、あらゆる既知の動物の中で最大の種であり、記録では体長34メートルのものまで確認されている。
体長20-34m、体重80-190t。
http://bit.ly/1lALpZO
シロナガスクジラは世界最大の哺乳動物で、地球上で最大の動物だ。
約1年の妊娠期間を経て、1頭だけ子どもを産む。産まれたばかりのシロナガスクジラは体重が2トンほどで、1歳になるまで毎日90キロ体重が増加する。
空気呼吸をするが水中で暮らし、その大きな体は浮力によって支えられている。
シロナガスクジラは体長33m、体重200tに及ぶ世界最大の『動物』です。
でも『最大の生物』ではありません。
なんだって…
【巨木・セコイア】
セコイアデンドロン
現存する最も巨大な樹木の1つ。アメリカ合衆国西海岸にあるシエラネヴァダ山脈西斜面の高地に自生し、現地では「ジャイアント・セコイア」と呼ばれている。
世界一大きい木は「シャーマン将軍の木」
http://bit.ly/1lALAnN
地面からの高さ83.8m
地面の位置での周囲の長さ31.1m
地面の位置での最大直径11.1m
最大の枝の直径2.1m
一番低い枝までの高さ39.6m
警視庁本部庁舎
刑事ドラマなどでもよく見る警視庁本部庁舎の高さは83.5m。この大きさの木、かなり巨大です。
種子による繁殖ですが、特に野火による火災により球果から種子が落ち、焼き払われた日当たりのよい地で幼木が育つことで知られます。
出典: www.ponnitai.com
繁殖方法がものすごいです。まるで不死鳥。
シロナガスクジラもセコイヤもともに巨大です。
しかし、どちらも世界最大の生物ではないのです。
実は世界最大の生物は、クジラでも樹木でもなく、キノコです。
出典: pub.ne.jp
キノコ??

出典: pub.ne.jp
生えているシイタケは「子実体」、しいたけの生えているおがくずのブロックが白くなっているもの、これが菌糸で、菌糸の集合体を菌床と呼びます。この写真に写っているシイタケは「菌床栽培」のシイタケです。
http://pub.ne.jp/sakura2011/?entry_id=4639607
一般に“キノコ”と呼ばれているカサ&イシヅキの部分は実は“子実体”といって、植物で言えば花や果実にあたり、幹や根にあたる本体は、地中にある菌糸の集団なんだそうです。
普段食べているのはキノコの果実ってこと。
発見された巨大なキノコ

出典: pds.exblog.jp
ヤワナラタケ "Armillaria gallica"
1992年、アメリカ、ミシガン州の山中でキシメジ科のキノコ、ヤワナラタケ "Armillaria gallica" の菌床が発見されました。
面積は6.5平方km(600ヘクタール、東京ドーム138個分)、推定重量は約100t、推定年齢は約1500歳というものです。
これはDNA鑑定により単一の生物であることが判っています。
ひとつの山全体に菌糸体を広げている菌類があり、これがセコイアをしのぐ世界一の大きさの生物だというものだ。
巨大なキノコの菌体が初めて発見されたのは1992年のこと。
このとき以来、世界最大の生物のタイトルは動物でも植物でもなく、菌類が保持し続けています。
しかし、1998年にアメリカ、オレゴン州の東部でこれを上回る規模の菌床が発見されました。
http://pub.ne.jp/sakura2011/?entry_id=4639607
これが【世界最大の生物】
オニナラタケ "Armillaria ostoyae"
同じキシメジ科のキノコ、オニナラタケ "Armillaria ostoyae"です。
総面積は約10平方km(965ヘクタール、東京ドーム206個分)、推定重量約600t、推定年齢は約2400歳の巨大キノコです。
http://pub.ne.jp/sakura2011/?entry_id=4639607