【宮部みゆき】絶対読むべき!寝食を忘れるほど夢中になれる小説まとめ【火車】
「小説」と聞くと文字だけが羅列されていて、読んでいるうちに眠くなってしまう…そんなイメージを持たれている方は多いのではないでしょうか。漫画と違って絵柄もないですし、単調で確かに読んでいるとまぶたが下がってきてしまいますよね。ところが、小説の中にも寝食を忘れて夢中になれるものがあります。この記事で紹介しているので、ぜひ手に取ってみてください。今まで知らなかった「活字」の世界にハマったら、もうきっと抜け出せなくなりますよ。
はじめに
膨大な資料調査で生みだされた「面白い要素」全部入り!の冒険活劇
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一巻は新興宗教とマジック、二巻はアフリカの呪術、三巻は大スペクタル?ミステリー?と大まかにテーマが分かれ、ティストも変えながら一気読みさせます。とにかく面白かった。エンターティメント十分ながら、その背景には膨大な下調べがあることを思わせます。
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ミステリー・オカルト・アクション・エログロ・アドベンチャー…エンターテイメント要素をごった煮しながらも、膨大なリサーチでどの題材も美味しく仕上げている。バツグンに面白い!
嗚咽するほどエグいのに、お腹がへって涎まで出る不思議な小説
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実在の猟奇殺人鬼をモデルにした殺人鬼達が集う食堂で、図らずもウェイトレスとして働くことになったオオバカナコを軸に展開するストーリー。
受け答えを一つ間違えるだけで殺されるという緊張感は秀逸で怖い物見たさも手伝いページをめくる手が止まらない
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面白かった、そして腹が減った。いつもの平山夢明な暴力描写の数々と平行して出てくるボンベロの料理の何と美味そうなことか!
凄惨でグロテスクなシーンの直後に食欲を湧かせることで読者の倫理観をダイレクトに揺さぶってくる大変性格の悪い小説で素晴らしい。
ラノベを舐めている大人こそ読むべき、魔法少女版「甲賀忍法帖」
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特殊能力が1人1つに限定されている中で、組み合わせ次第で誰が勝ち残ってもおかしくない群像劇と異能バトル
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エグくて陰惨で胸糞悪くて……でも面白い。早いテンポかつ先の読めないストーリー展開にぐいぐい引きこまれていった
カード地獄を描いた日本ミステリー史に残る傑作
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『火車』は犯人が最後まで物語に登場しないままで終わるという、ミステリ的に極めて大胆な手法を使った空前絶後の作品
罪を犯すものにもそれぞれの人生があり、皆必死で「生きている」のだと感じた。ラストシーンはもうこれ以上ないのではないかと思えるほどかっこいい終わりかた。最後の1行まで楽しめた稀有な傑作。
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とてつもない構成力で描かれたディストピアSF
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とても緻密に作り込まれた設定で、SF作品なのだがホラー要素に近いものもあり、サスペンス要素も盛り込まれているためエンターテイメントとしては極上
『青の炎』のやりきれない哀しさ、『黒い家』で描かれた人間の狂気、そして『天使の囀り』や『クリムゾンの迷宮』の残虐表現がすべて詰め込まれたような物語で、読んでいる最中の気分の悪さは格別です。
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1ページたりとも止まれない!圧巻のハードボイルド・アクション
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