昭和を彩る女優たち(戦前~1950年代編)

戦前~1950年代は、重苦しい戦争をくぐりぬけ、なんとか経済発展を果たした時期。そんな激動の時代に彩りを与えた女優5人について紹介します。

原節子(はら せつこ)

早すぎる引退と、その後の雲隠れによって伝説的な存在となった女優です。

日独合作の「新しき土」のヒロインや、「ああ無情」の翻案「巨人伝」に出演。西洋風の派手やかな顔立ちを生かす役どころが多いです。

淡島千景(あわしま ちかげ)

終戦後に流行ったモダンガールの体現者である彼女。

宝塚の娘役から松竹に入社。「てんやわんや」や「カルメン純情す」に出演。コメディ演技や"耐える女"の演技が評判高いです。

山田五十鈴(やまだ いすず)

俳優の父と芸者の母を持つ、根っからの役者としての素質を叩きこまれた彼女。

『祇園の姉妹』では男を信用しないでドライに生きる女性と言う、当時としては斬新な役どころを演じました。

李香蘭(りこうらん)

日本名は山口淑子

満州で生まれだが純粋な日本人。中国人の養女として育ち、声楽を学びました。
歌唱力と美貌が評価された彼女は中国人として売り出され、『支那の歌』や『熱砂の誓い』で人気を博します。

乙羽信子(おとわ のぶこ)

涼やかさが印象的

宝塚の娘役から大映にスカウトされた彼女。アイドル路線で売り出すも、周囲の反対を押し切って『愛妻物語』に出演。過労の末に亡くなる若妻を演じ切り、みごとに演技派女優へと転身します。

まとめ

疲弊しつつあった時代を活気づけた美しい女優たち。いつの時代もアイドルの存在ってつくづく偉大ですね…!!

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