愛されてる?ムガベ伝説。

愛されたい…その願望を強制的に叶える男がいた。金正恩ではなくアフリカのその地に。それこそがロバートムガベという男です。知らないひとはここでしっかり確認してみようその大胆さ、勇敢さまさに愛されキャラ丸出し。たとえ国家が崩壊しようとも…

ロバート・ムガベ

ロバート・ガブリエル・ムガベ(Robert Gabriel Mugabe、1924年2月21日 - )は、ジンバブエの政治家。1980年ジンバブエ共和国首相に就任し、1987年から大統領、1997年にアフリカ統一機構議長。宗教はカトリックである。Mugabeという姓の発音はショナ語では「ムガベ」だが、英語では「ムガビ」のようにも発音する。

出典: ja.wikipedia.org

これはまだ恐ろしいものの序章ですよ。

優しかった頃

というわけで、見事ジンバブエを独立に導いたムガベは、白人旧政権指導者に対し努めて寛容な態度で臨みました。

例えば、当初は7年後に白人が所有する土地を強制的に接収し、農地改革すると言っていましたが、実際には2000年まで実行されませんでした。
また、白人の協力も得て順調に経済運営を行い、教育や医療に資金を充てたことで低い乳児死亡率とアフリカ最高の識字率を達成し、「ジンバブエの奇跡」として絶賛されました。

出典: www.fknews-2ch.net

1980年に政権を取って以降、ムガベは白人へ一定の配慮をし、緩やかに黒人社会と白人社会を融和させようとしてきました。

ムガベは、聡明な政策を進めているとして国際的にも高く評価され、イギリスからナイトの爵位も与えられました。

出典: www.fknews-2ch.net

ムガベにも優しかった頃がありました。
この頃は海外にも評価されるほどの手腕を持っていたことが明らかです。

狂ったムガベ

ジンバブエ(旧ローデシア)の農地の大半は白人農家に所有されている。彼らはイギリス植民地下で政府から土地を与えられ、開拓民としてアフリカにやってきた。そのため、こうした土地の所有権は政治的に大きな問題を抱えている。これが新生ジンバブエを苦しめ、のちに「白人によって不法に奪われた土地なのだから、それを黒人が取り戻すのは当然だ」という論理につながっていく。

出典: diamond.jp

当然つながっていくわけですよ。旦那。

白人支配からの脱却という名目があったものの、これにより農地が荒廃し、農業生産は著しく低下した。さらに政権内で汚職が横行し、言論統制や反政府運動への武力弾圧も激化。こうした圧政に国際社会の批判が高まり、旧宗主国イギリスも支援を打ちきったため、財政悪化にいっそうの拍車がかかった。近年は、年数十万%という驚異的なインフレが続き、経済は壊滅的状況。

出典: kotobank.jp

1980年にジンバブエが独立したときに1米ドル=0.68ジンバブエドルだったのが、2006年7月には180万ジンバブエドルまで下落した(通貨の価値が260万分の1になった)。翌8月、中央銀行は預金封鎖と3桁のデノミネーションを実施し、同時に米ドルに対して通貨を60%切り下げ、1米ドル=250新ジンバブエドルにした。

出典: diamond.jp

買い物の日常風景です。

簡単なまとめ

今までずっと少数派の白人が政治の実権を握っていたが、民主的な選挙で、黒人政治家が増える

とうとう初の黒人大統領が誕生

何を思ったか「植民地時代に強奪された白人の土地資産を黒人へと無償かつ強制的に権限を委譲しなさい」法案を提出

大半の白人が安値で土地資産を売り払って外国へ。

今度は外資系企業に対して「保有株式の過半数を譲渡するように、逆らったら逮捕」法案を提出

外資系企業が国外逃亡する

別に国連もアメリカも、どこの国も経済制裁してないのに、経済制裁と同じ状態に陥る

何もかもの物資が国内で不足するので、
「市場に出回っている物資が不足するなら、物資を持つ物は絶対に市場に売らないといけない」法案を提出

物資の強制売却で、さらに物資不足が深刻化。当然需要と供給バランスが崩れて高値になる。

物資が高値に成り過ぎて買えない人が続出

「物資を絶対に安値で売らないといけない」法案を提出

調達コストよりも遥かに安値で売らないといけなくなったので、当然のごとく利益が出ないから国内企業が次々と倒産する

安定していた経済が、脅威の失業率 & ハイパーインフレ になるのを一年も経たずして達成。おめでとう。

失業者があらゆる物資を強奪し、社会不安が増大、交通機関や警察機関も機能しなくなる。政治も収拾がつかず無茶苦茶に。
ジンバブエの簡単な解説(超インフレ以降編)
超インフレ達成。おめでとう。

さすがに国民がブチキレ。独裁なのに、ムガベが大統領選挙に負けそうになってピンチ

相手がいなければいいや ってことで野党候補弾圧しまくり

ムガベ「私を解任できるのは神だけだ。フハハハハハ」 野党「支持者死にすぎ!もう辞退する」 ムガベ続投へ

欧米が経済制裁発動。紙幣用の紙が届かなくなり、紙幣の発行ができなくなる。でもインフレが止まらない

遂に銀行システムがオーバーフロー(桁あふれ)。送金システムがパニックに

2008年8月。2度目のデノミ施行。100億ジンバブエドルが1ジンバブエドルに

外貨の使用が一部小売と卸売で試験的に公認される。

ジンバブエドルの存在価値がますますなくなる。

闇為替取引が蔓延るのは送金システムのせいだ!ということで、銀行間電子取引システム停止。

全企業が二回目の不渡り状態。山のような現金での取引を強いられることに

ムガベ、野党と連立を模索する。が、ポストを全部与党に割り当てたせいで野党がキレる

金鉱が電気代未納で閉鎖に。輸出の1/3を占める金産業がピンチでますますインフレに

インフレが激しすぎるので、遂に小売店がジンバブエドル受け取り拒否をはじめる。

公式インフレ率2億3100万%達成。民間推計だとインフレ率1京200兆%。最終的には897垓%とも。

ジンバブエドルが完全に信用を失ったのでアメリカドルと南アフリカランドの国内流通を公式に認める。

公務員の給与もアメリカドルで支払うようになりジンバブエドルを使用する人がいなくなる。

ジンバブエドルを使用する人がいなくなったので政府もジンバブエドルの発行を停止し、ジンバブエドルが事実上消滅。

ジンバブエドルが事実上消滅した結果、ジンバブエのインフレは終息した。

出典: blog.livedoor.jp

あれ!?簡単にまとめるとムガベピンチじゃね?ていうかバカじゃね?と思わせるほどの手腕を誇るロバートムガベ大統領です。
なんと90歳を迎えているそうです。しかしながら実はこの体はすごい。

余裕です。

ムガベが元気になればなるほどジンバブエ国民はピンチになりますが、そんなこと関係なしに誕生日も祝います。さすがムガベ!

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