オススメの平安流行歌を抑えました、『梁塵秘抄』
ハイカルチャーの和歌や漢文とはまた違うサブカルチャーの源流として現れた今様。院政を敷いたことで有名な後白河法皇はこの今様をこよなく愛し、『梁塵秘抄』としてまとめました。
梁塵秘抄の名前の由来
と言う故事成語からとられています。
個性強めの収録歌
アワビ=わびしいにかけていて、当時の歌の片思いの象徴だそうです
お神楽を舞い鈴を振る巫女を見た見物客の感想の歌。やりゃいいだろう感に〈もっと真剣にやれよ〉とケチつけている様子
昔は神の遊女と呼ばれた巫女。男のシャーマンと言うのは暗に神の陰子なのでは?と言う冷やかしを含んでいます。
女性目線からの恋の歌。西○加奈を連想させます。
まとめ
今からざっと900年ちょっと前の時代ですが、流行歌にはラブソングが多く、そして言ってることも現代とあまり変わらないのが印象的。J-popの源流が感じられる、そんな歌集でした。