真の愛をささやいた娼婦、『椿姫』

夜の世界で虚飾の愛にまみれた生活を送ってきた娼婦と、純粋で一途な青年貴族の奇跡的な出会いとその軌跡をたどる『椿姫』。デュマ・フィスによって描かれたせつない愛の物語です。

あらすじ・ストーリー

ピアノを奏でるマルグリット

華やかなで贅沢な日々を送る高級娼婦のマルグリットは、ある日知人によって世間知らずな青年・アルマンを紹介される。純朴でひたむきなアルマンのアプローチに戸惑うマルグリットだったが、その誠実さに触れるうちに何時のまにか彼に惹かれている自分がいることに気づく。

相思相愛となった二人はやがてパリから少し離れ、郊外にて穏やかな日々を過ごすようになる。満ち足りた日々を送る彼らだったが、やがて息子の良からぬ噂を聞きつけたアルマンの父により、その生活は終わりを迎えることとなる…

実写映画

アルマン役のロバート・テイラーと、マルグリット役のグレタ・ガルボ。

ジョージ・キューカー監督によって1936年公開された作品。グレタ・ガルボのハスキーボイスが年上のファム・ファタルとしての魅力に肉付けしています。

まとめ

蠱惑的な娼婦が年下の青年との出会いによって、ひととき少女に帰ったような気持ちで恋をする物語。実写映画のほかにもバレエやオペラ、そして宝塚などによってもメディア展開され、様々なメディアで鑑賞できる作品です。

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