東京ミュウミュウの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『東京ミュウミュウ』とは、『なかよし』で連載されていた少女漫画で、アニメ化もされている作品だ。主人公の桃宮いちごを始めとする5人の女の子たちが、絶滅危惧種の動物の力を持つ戦士である『ミュウミュウ』に変身し、宇宙から東京の街へとやってきたキメラアニマと呼ばれる怪物から日々街を守っている。
戦う女の子たちのかわいらしくもカッコイイセリフの数々が、当時の読者である女の子や女性たちに勇気や感動を与えた。今回は、そんな『東京ミュウミュウ』に登場する名言や名セリフを紹介する。

よわいものいじめはいけないのだーっ

出典: www.zerochan.net

れたすは緑色の髪の女の子で、歩鈴は黄色い髪の女の子だ。

1巻で歩鈴が奥村大付属中学に通うれたすをいじめる女の子たちに言ったセリフである。

れたすはいじめっ子の女の子たちと博物館に来ていた。れたすはいじめっ子たちにホットコーヒーを買ってくるように頼まれるが、いじめっ子たちにホットコーヒーを渡した途端に「ムカつくんだよっ!うぜぇな、ったくよおっ」とコーヒーを投げつけられてしまう。
れたすが「ごっ、ごめんなさい。で、でもわたし言われたとーりにホットコーヒーを買って⋯」といじめっ子たちに言うと、「このクソ暑いのにホットなんて買ってくんじゃねーよ!」と返ってきた。
れたすが「でもさっき確かめたらホットって⋯⋯」と反論すると、「気が変わったんだよ!それくらい気づけバーカ!」と言い返されてしまう。

見出しのセリフは偶然泣いているれたすを見かけた歩鈴がいじめっ子たちに言ったもので、初対面のれたすを庇う歩鈴の正義感が表れた名セリフである。

大変?そんなコトはないのだ。チンチャもハナチャもルーチャもホンチャもヘイチャもみんないいコなのだ。歩鈴じまんのおとーとといもーとなのだ!

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歩鈴にはたくさんの弟や妹がいる

5巻で歩鈴が言葉が通じるペットの猿に言ったセリフである。

歩鈴には、たくさんの弟や妹がいる。歩鈴の母親は病気で他界し、父親は山でなんらかの修行をしているため、家での家事はすべて歩鈴が受け負っていた。
ある日、歩鈴が夕食を家族みんなで食べるが、歩鈴の妹のひとりが「あれー?ケチャップがないのだ!やなのだ、焼き魚にはケチャップがないとたべれないのだーっ!」と言いだした。
そこで歩鈴は夜遅くにケチャップを買いに行くことになる。

見出しのセリフは「大変そう」という意味で「う〜き〜」と言葉をかけるペットの猿に対して歩鈴が言ったもので、しっかり者で兄弟思いな優しい一面が表れた名台詞である。

⋯⋯⋯⋯⋯タルタルに歩鈴は殺せないのだ。歩鈴とタルタルは友達なのだ♡

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5巻で歩鈴が地球を侵略しようとするエイリアンのひとりであるタルトに言ったセリフである。

「夕食の魚にはケチャップを合わせたい」という妹の希望で、歩鈴は夜遅くに家には無かったケチャップを買いに行くこととなる。
買い物が終わって家に帰る途中、歩鈴はエイリアンのパイやタルトに襲われ、捕まってしまう。

歩鈴が捕まえられたのは、TOKIOドームの地下だった。

歩鈴が目を覚ますと、敵のひとりで歩鈴と同じくらいの年の子供に見えるタルトが「ここはTOKIOドームの地下だ!!これからキメラアニマを使ってドームを沈下させるんだ。それも5万人も集まるコンサートの真っ最中になっ!!おまえはなあっ、人質なんだ!でも用がすめば殺されちゃうんだ。どーだ!?こわいだろー!」と歩鈴を脅す。

ところが、天真爛漫で怖いもの知らずの性格の歩鈴はタルトの言葉に恐れなかった。

「歩鈴もどーむで芸したいのだっ!一万人のおひねりほしーのだっ!」と歩鈴はマイペースにタルトに話しかける。

タルトは、どんなに脅しても笑顔やマイペースさを崩さない歩鈴に対してやきもきした感情を抱いていた。

歩鈴を怖がらせるため、タルトは小型のキメラアニマを歩鈴の目の前に見せ、「いまこいつらが、何百ぴきも土を汚染しながらここの地下を掘り進んでいるんだ。どーだ?こんどこそこわいだろー!」と言う。

歩鈴は「わーい!かわいいのだーっ!」とキメラアニマをペットのように触ろうとすると、タルトは「やめろー!死ぬ気かバカ!あいつらの毒を人間が直接受けると死⋯」と歩鈴を勢いで助けた。

敵である自分を助けてくれたタルトに、歩鈴は「ありがとなのだ♡やっぱりタルタルはいいやつなのだ!歩鈴を助けてくれたのだ♡はいっ、これお礼なのだっ!」と飴玉を渡してお礼をいう。

見出しのセリフは一瞬飴玉を受け取ろうとするがすぐさま躊躇して「おっ、おまえなんかいますぐ殺してやる!!」というタルトに対し歩鈴が言ったもので、タルトが人間を襲う敵でも根は優しい性格なのを察し、友達になろうとした歩鈴の明るさと聡さが表れた名台詞である。

藤原ざくろ / ミュウザクロの名言・名セリフ

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ざくろは普段、モデルの仕事をしている中学生だ。クールな性格の一匹狼だったが、いちごたちと過ごすうちに笑顔を見せるようになる。

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ざくろがミュウザクロに変身した時の姿。

あたし⋯仲間とかってキライなの。でも⋯⋯あなたたちのことは考えてみるわ。

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2巻でざくろがいちごたちに言ったセリフである。

ひとりでいることが好きなざくろは、「ミュウミュウの仲間になってほしい」といういちごやみんとたちの願いをキッパリと断っていた。
ところが、いちごたちと協力してキメラアニマを倒すことで、いちごたちを認めるようになった。さらに、TVのカメラが回っている中でいちごが堂々と「あたしたち五人そろって正義の味方、東京ミュウミュウ!これからも地球の未来にご奉仕するにゃん♡」と宣言したことで、ざくろはいちごのことを面白いと感じて少し笑顔を見せるようになった。

見出しのセリフはざくろがいちごたちに心を開き、「ミュウミュウの仲間となった」と示す名台詞である。

無事でよかった。

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ミュウミュウのみんなとすごすうちにいちごやみんとたちが大切な存在となっていったざくろ。

7巻でざくろがいちごに対して言ったセリフである。

エイリアンとの最終決戦で自分の命と引き換えでディープブルーを倒した青山を蘇らせるため、いちごは自らの命を青山に捧げる。
みんとやざくろたちがいちごの元へと駆け付けると、いちごはすでに息をしていなかった。いちごの死を悲しんだ青山はいちごにキスをする。
すると、奇跡が起きていちごは蘇った。
自分の命を救ってくれた青山に対して「青山くん大好き!!」と笑顔で抱きつくいちごだが、みんとやれたすたちは「なっ、なにが青山くん大好きですのーっ!?」「心配させておいてひどいですーっ!」と涙をながしていちごに迫る。とくにみんとは、いちごが生き返った嬉しさでいちごに泣きながら抱きついた。

見出しのセリフはみんなが涙をながすなかでいちごに優しく声をかけたざくろのもので、ざくろの優しさや仲間想いの一面が表れた名台詞である。
以前ざくろは「仲間なんかいらない」と考えていた。だが、ミュウミュウとしていちごやみんとたちと共に敵と戦う内に、仲間と共に何かを成し遂げる楽しさや、いちごたちへの友情や信頼感が生まれたのだ。

青山雅也 / 蒼の騎士の名言・名セリフ

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青山はいちごのことが好きな少年で、後にいちごと恋人同士となる。最初はいちごがミュウミュウとして戦っていることを知らなかったが、ミュウイチゴのすがたをみて正体に気がつく。

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青山は、一つの体のなかに青山、蒼の騎士、ディープブルーの3つの人格を持つ。蒼の騎士は青山が金髪のときの姿で、「厳しい戦いに身を投じるいちごを守りたい」という思いから誕生した人格だ。ディープブルーは長髪の姿をした男性で、地球を支配しようとするエイリアンのトップだ。青山は、ディープブルーが生み出した人格だった。

いちごには鈴つけとかなきゃ、もう二度とかってにいなくならないように。約束、いちごはぼくのネコなんだから⋯⋯⋯

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