現代的アート辞典:ひたすら楽しいし攻撃的主義「ミクスト・メディア」

様々な技法とエッセンスを詰め込んだミクスト・メディアを紹介しています。作品によって楽しそうと感じたり攻撃的にも感じたりもするのがミクスト・メディアの特徴かもしれません。ピカソなど既存の作品も使うのもある(コラージュ)ので時に倫理的に「?」と思わせるかもしれません。

ミクスト・メディアとは

作品素材として、様々な媒材や手段を使っているという意味。1970年代から美術の世界で多用されるようになった。元々は、シュールレアリズムやダダイズムが、反芸術行為として意図的に作品に持ち込んだ異素材を意味するのだが、今では単に、様々な材料を併用して作っているという意味で使われることも多い。

出典: www.weblio.jp

ミクスト・メディアの作家たち

あすあづ

一卵性双生児の姉妹、三尾あすかと三尾あづちは、ともに独創的な作品を発表するアーティストだ。それぞれ別の作風を持つ個人であると同時に、互いの世界を重ね合うアート・ユニット〝あすあづ〟としても活動している。芸術系の大学で表現について学んだ経歴を持つ二人だが、どのように自分たちの進路を考えていったのだろう。

出典: arteweb.jp

共同作家と言う意味でもミクスト・メディアかもしれません。

自由な創作と天真爛漫な気風

出典: www.galleryneutron.jp

確かにそうっちゃそうかもしれません。

淀川テクニック

柴田英昭(1976年岡山県生まれ)と松永和也(1977年熊本県生まれ)により2003年に結成されたアートユニット。
大阪・淀川の河川敷を主な活動場所として、落ちているゴミや漂流物などを使い様々な作品を制作する。
赴いた土地ならではのゴミや人々との交流を楽しみながら行う滞在制作も得意とし、
最近では東日本大震災で甚大な津波被害を受けた宮城県仙台市若林区で地元の方々の協力のもと
被災した防風林を使った作品を制作した。

出典: yukari-art.jp

上では「単に様々な材料を利用して‥」と書かれていますが、現在でも攻撃的な気風が感じられます。

ミクスト・メディアの歴史

最初のミクスト・メディア作品は1912年頃のピカソやブラックのコラージュを用いたキュビスム絵画とされている。

出典: artscape.jp

既存の作品を使うなんてとても大胆です。

ミクス ト・メディア (mixed media) とは、1910年代 ごろか らの 「反芸術」 といわ
れる潮流、たとえばダダイズムやシュール レア リズムの作家たちが、今までの作品の形態を打破すると
いう形で、本来平面であるはずの絵に立体物を くっつけてみた りなど、異質な材料を使 って、あるいは
いくつかの材料を混合 して作品を制作するといった、既成の芸術の体制を否定する形で始まった。

出典: miuse.mie-u.ac.jp

とにかくものをごっちゃに引っ付ける事で既成から否定しろって感じが伝わります。

作品制作の面白さ

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出典: jpworlds.com

ミクスト・メディア作家と言えども材料費を抑えるのは重要です。

作家がゼロから新しいスタイルの作品を生みだすということはほとんどなくて、過去にあった作品に、何らかの形でエッセンスが繋がっているんだと思います。

出典: www.kcua.ac.jp

それがミクスト・メディアの醍醐味なんでしょうね。

見る分にも色んな材料があって楽しいかもしれません。

これも見た目的に綺麗です。

ミクスト・メディアによる反社会的な態度は現在でもあると思いますし、これからもそう言う意思表示をするミクスト・メディア作りは続いていくと思います。
しかしそう言うの抜きにしてとにかく楽しくやると言う側面もあり楽しそうだとも感じます。

keeper
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@keeper

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