2ちゃんねるのオカルト掲示板で人気の怖い話「ことりばこ」の内容を紹介!

本記事では2ちゃんねるのオカルト掲示板で人気となった怖い話「ことりばこ」の内容をまとめて紹介している。とある女性が家の納屋で見つけた、20センチ四方の木の箱で出来た呪術具「ことりばこ」にまつわる心霊体験だ。非常に読み応えある内容なので、ぜひ最後まで楽しんでほしい。

その日はSもMもKもなんだかへとへとで、俺が送っていくことになりました。
(飲みだったんで、もともと俺が飲まずに送る予定だったんですよ!いやホントにw)

出典: www.ukima.info

で、それから8日ほどMは仕事を休んだようです。
そして昨日Mと会い、そのときのことを聞いてみたんですが。
M「あ~っとなぁ。Sちゃんところは言い方悪いかもしらんが、◎山にある部落でな」
M「ああいうところには、ああいったものがあるもんなんよ」
M「あれはとおちゃんが帰ってきてから安置しといた」
M「まぁあんまり知らんほうがええよ。」
なにやら言いたくない様子でした。
それ以上は、いくら聞こうとしても教えてくれない_| ̄|○

ただ最後に
M「あの中に入っちょるのはな、怨念そのものってやつなんよ」
M「まぁ入ってる物は、けっこうな数の人差し指の先とへその緒だけどな…」
M「差別は絶対いけんってことだ、人の恨みってのはこわいで、あんなもの作りよるからなぁ」
M「アレが出てきたらな、俺のじいちゃんが処理してたんだ」
M「じいちゃんの代であらかた片付けた思ってたんだけど、まさか俺がやることになるなんてなぁ」
M「俺はふらふらしてて、あんまり家のことやっちょらんけぇ、まじビビリだったよw」

M「ちょっと俺も勉強するわ まぁ才能ないらしいがw」
M「それとな、部落云々とか話したけど、差別とかお前すんなや…Sちゃんとも今までどおりな」
M「そんな時代じゃないしな~ あほくせぇろ」
俺「あたりめぇじゃんw」
俺「それよりさ、この楽しい話誰かに話してもええの?」
M「お前好きだなぁ 幽霊すら見えんくせにw」
俺「見えんからこそ好きなんよ」
M「ええよ別に、話したからって取り付くわけじゃないし」
M「どうせ誰も信じねぇよ、うそつき呼ばわりされるだけだぞ、俺はとぼけるしw」

ことりばこ 2

6日夜の時点では当事者4人、俺の家でSの話を聞くという予定だったのですが
SがSの家族、そして納屋の解体の時に一騒動あったという隣家のおじいさん
も交えて話がしたいとのことで、Sの家に行くことになりました。

M,S,K,A(俺) それと、Sの父は「S父」、母を「S母」、Sの祖母を「S婆」
Sのおじいさんを「S爺」隣のおじいさんをJとしましょうか。
タイプたいぎいので。(S弟は仕事のため不在)

話の内容は以下のようなものです。
それと、方言で書くのはなるべくやめます。JとS婆の話、ほとんど異国語なのでw

◎まず、Sが事件の後、納屋の解体業者が来た時の話を。

俺の家での出来事の2日後になります。
5月23日、頼んでいた業者がきて解体用の機械を敷地に入れ作業に入ろうかというとき
S父に隣家のJが話しかけてきたそうです。
S父がおじいさんに納屋を解体することを伝えるとJは抗議してきたそうです。
S父ともめてたそうで、その声を聞いたSが「もしかしたらあの箱のことを
知っているのかも」と思い、Jに聞いてみようと外にでたそうです。
この時点でSは家族にあの日のことは話してなかったそうです。

「納屋を壊すな!」というJに対し
「反対する理由はあの箱のことかなのか」「あの箱はいったい何なのか」
という様なことを聞くと、Jは非常に、非常に驚いた顔をし、
「箱を見つけたのか」「あの箱はどうした?」「お前は大丈夫か?」
とあわてた様子で聞いてきたそうで、Sが事件の経緯を話すと
Jは自分の責任だ、自分の責任だと謝ったそうです。
そして、「聞いておかんかったからこんなことになった」
「話しておかんかったからこんなことになった」
「近いうちにお宅の家族に話さないけんことがある」と言い、帰って行ったそうです。

そしてSはポカンとしてるS父に事件のことを話したそうです。
そしてJの話を聞いてから、俺らに話そうと思ってたのですが、
Jが話しに来る素振りを見せずイライラしてたところに、昨夜俺から電話があったと言うわけです。
そして、昨日俺の電話を受け、Mも来るなら今日しかないと思い
その「話さないといけないこと」を今日話して欲しいということで
Jを父と一緒に説得して来ていただいたそうです。

◎次に、Mの話
S父がJにお話いただけますか?と言うと
俺とKが居ることで話していいものか悩んでいると(部外者ですもんね)、

と、このあたりで
M「先に話させてもらっていいですか?
そういってMが話し始めました。

M「Jさん… 本来、あの箱は今あなたの家にあるはずでは?
M「今の時代、呪いと言っても大概はホラ話と思われるかもしれないが
M「この箱については別。俺は祖父、父から何度も聞かされてたし
M「実際、祖父と父があれを処理するのを何度か見てきた。
M「箱の話をするときの二人は真剣そのものだった。
M「管理簿もちゃんとある。それに事故とはいえ箱でここの人が死んだこともありましたよね。

M「今回俺が箱に関わったってことと、父が少し不審に思うことがあるということで
M「改めて昨夜、父と管理簿を見たんです。
M「そうしたら、今のシッポウの場所はJさんの家になってた。
M「そうなると話がおかしい。父は「やっぱり」と言ってました。
M「俺の家の方からは接触しないという約束ですが
M「今回ばかりは話が別だろうと思って来ました。
M「俺の父が行くといったのですが、今回祓ったのは俺なので俺が今日来ました。

Jさん、そしてその他一同は黙って聞いてました。MとJにしか分からない内容なので。

M「それでですね。Jさん。あなたの家に箱があったのなら、Sのお父さんが
M「箱のことを知らないのは仕方がないし、なんとか納得はできます。
M「Sのおじいさんは◎△(以下T家としますね)さんから引き継いで、
M「すぐに亡くなられてますよね。
(Sのおじいさんは俺らが知り合った時、つまり厨房の時にはすでにお亡くなりだそうです
M「管理簿では、T家⇒Sの家⇒J家の移動が1年以内になってました。
M「Sのおじいさんがお父さんに伝える時間が無かったのだろうと理解はできるんです。
M「それに約束の年数からいって、Sのお父さんに役回りが来ることはもう考えにくい。
M「あなたかT家で最後になる可能性が高いですし。

M「でも、今回箱が出てきたのはSの家だった。これはおかしいですよね。
M「俺、家のことはあまりやってなかったので、管理簿をまじまじと見たことなんて
M「なかったんですが、昨夜父と管理簿をみて正直驚きましたよ。
M「Sの話をさっき聞くまでは、もしかしたら何か手違いがあって、あなたも箱のことを
M「知らなかったのかもしれないと考えてたのですが、あなたは知っていますよね?
M「知っていたのに引き継いでいない。そしてSの家にあるのを知ってて黙っていた。

M「俺、今回のこと、無事に祓えたんであとは詮索されてもとぼければ済むかなって
M「思ってたんですよ。何かの手違いでSの家の人みんなが知らなかっただけで
M「結果オーライというか… 正直焦りまくったし、ビビリまくったけど…
M「今日だって、昨日父と管理簿見てなかったらここには来てなかったと思います。
M「本来の約束なら、俺の家からこっちに来ることは禁止ですからね。
M「だから今日俺が来たってことは伏せておいて欲しい。
M「でも、そういうわけには行かなくなったみたいです。

M「俺は怒ってますよ。俺の父もね。
M「ただ、顔も知らない先祖の約束を守り続けないといけないって言うのは、
M「相当酷な話だというのも分かります。
M「逃げ出したいって気持ちも。俺だってそうでしたから。
M「俺だってあの日、箱を見ただけで逃げ出したかった。
M「わずかな時間のことだったのに、本気で逃げようかと思った。
M「アレを下手すれば十数年、下手すれば何十年保管するなんてどれだけ怖いのか

M「でも、もしこういったことがここ全体で起きてるのだとしたら
M「残りの箱の処理に関しても問題が起きます。
M「Sはたまたま、本当にたまたま箱に近づかなかったっていうだけで
M「たまたま、本当に偶然あの日俺と会うことになってたってだけで…
M「もしかしたらSは死んでたかもしれない。
M「そして、もしかしたら他の箱で被害がでているかもしれない。
M「だから、なぜこういうことになってたのか話していただけませんか?

M「それとこいつ(Kのこと)はその場に居た「女」です。もちろん子供を生める体です。
M「部外者ではないです。被害者です。
M「それとこいつは(俺のことです)、部外者かもしれませんが、そうでもないかもしれません。
M「こいつの名前は◎○です。ここらじゃそうそうある苗字じゃないですよね?◎○です。

俺はなんのことやら分からなかったです。ただJさんが俺の方をみて
「あぁ…そうかぁ…」って

◎Jさんの話しに行きますね
(一部S父母の通訳付きです)

J「まず、箱のことを説明したほうがいいですかな。
J「チッポウ(シッポウかと思ってましたがチッポウらしい)はSの家、J家、
J「そして斜め向いにあったT家の3家で管理してきたものです。
J「3家に割り当てられて箱です。
J「そしてあの箱は3家持ち回りで保管し、家主の死後、次の役回りの家の家主が
J「葬儀後、前任者の跡取りから受け取り、受取った家主がまた死ぬまで保管し、
J「また次へ、次へと繰り返す。受取った家主は、跡取りに箱のことを伝える。跡取りが
J「居ない場合は、跡取りが出来た後伝える。どうしても跡取りに恵まれなかった場合

J「次の持ち回りの家に渡す。他の班でも同じです。3家だったり4世帯だったりしますが。
J「そして他の班が持っている箱については、お互い話題にしないこと。
J「回す理由は、箱の中身を薄めるためです。
J「箱を受取った家主は、決して箱に女子供を近づけてはいけない。
J「そして、箱を管理していない家は、管理している家を監視する。
J「また、Mの家から札をもらい、箱に張ってある古い札と貼り替える。
J「約束の年数を保管し、箱の中身が薄まった後Mの家に届け処理してもらう。
J「M神社(仮にそう呼びますね)と昔にそういう約束をしたらしい

M「それで、俺の家は昔の約束どおり持ち込まれた箱を処理… 供養してたんだ
M「ここにある全ての箱と、箱の現在の保管者の管理簿つけて。

J「そうです。本来なら、私がS爺が亡くなったときに箱を引き継ぐはずでした。
J「でも、本当に怖かったんです、申し訳ない許して欲しい。
J「Tの父親が死に(Sの家の前任者です)、引き継いだS爺も立て続けに死に、
J「男には影響ないと分かっていても怖かった。
J「そんな状態で、いつS父が箱を持ってくるのか怯えてたんです。
J「でも、葬儀後、日が経ってもS父がこない。
J「それでT(S家の前任者の跡取り)と相談したんです。

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