全身から血を流す奇妙な病気。
フォン・ウィルブランド因子(VWF)の遺伝的欠損症で、血小板の機能異常が起こる。
出血する場所は目元や鼻、首筋など顔面のほか、足先など。
インドの13歳の少女、トゥインクルはこの奇病を患っており、
朝起きたときにはほぼ全身が血まみれになっていることもあったという。
ヘモラクリアと違って痛みはないそうだ。案の定村人たちは、呪いがかかっていると噂して彼女を迫害した。
通っていた学校から追われるように去った彼女は別の学校でも拒絶され、現在は1人家にこもり、会う友人はいない。
赤ちゃんが5番染色体の短腕の一部が欠失した状態で生まれてくる遺伝的条件。
新生児20,000人~50,000人の1人の割合で発生する。
この症候群を持つ乳児は、文字通り猫に似た甲高い鳴き声を出す。
一歳に達することができた子供は、一般的な平均寿命に達するまで生きることができるという。
この病気に特別な治療法はない。
チリに住む20歳のヤリツァ・オリヴィアはある日眼球に激しい痛みを覚え、血の涙を流した。
キリスト教では昔から血の涙を流すマリア像の存在が知られている。
地元では彼女の症状は、霊界からの警告ではないかとの説が有力視されていた。
各国の専門家によれば彼女の症状は「ヘモラクリア」と呼ばれる珍しい症状の可能性があるという。
涙管部に腫瘍が発生し、それが原因で目から血のような色の涙が流れ出る症状で、
血に見える涙は普通の涙と血が混ざり合ったもので、バクテリアによる結膜炎などによって引き起こされる。
これまでインドなどで数例が確認されているが、世界的に見ても症例が少ないため詳しいことは分かっていない。
インド人で52歳の女性の腹部から世界最大の筋腫が摘出された。重さは約13.6kg、直径約53cm。
患者の女性は何年にもわたって息切れや疲労感に悩まされいたが、
自分の体の中でスイカほどもある巨大な腫瘍が育っているとは考えもしなかったという。
過去もアフリカで9.5kgの子宮筋腫が摘出されたが、これはそれを大きく上回った。
大きさから見積もって、20年以上かかって体内で成長したと考えられるそうだ。
「人間の角」という症状は、想像上のものだけではなく、医学上の症状として存在する。
この皮角という症状は皮膚が硬くなっているのであって、骨ではない。
材質としては爪や髪の毛のような状態になっている。
通常、頭、頸、手の甲などに生じる。
長期間の「紫外線暴露」と「高齢」に関係があるとされる。
岩手県の一部の人間には、寛延年間ごろから黒い血の病が現れる。
この奇病は地元では口黒(クチグロ)、血黒(チグロ)などと呼ばれる。
病態は遺伝性黒血症といい、生まれつき黒みがかった皮膚、粘膜で、血液は赤みが少なく醤油のような黒紫色である。
その後、ヘモグロビンの分子レベルでの異常によってメトヘモグロビンをつくってしまう病的ヘモグロビンのためであることが判明した。
世界各国にこのような異常血色素が発見され、その土地の名前がつけられている。
日本はストレス社会・仕事主体の国として知られている。多くの国民は長時間のオフィスワークを強いられ、目覚めている時間は常に仕事に追われている。そういった仕事人間が定年を境に家庭へと戻ってくる時、全てが崩壊し始めるという。
筋肉の運動や高気温により末梢血管が拡張して、両手足の末端部に灼熱痛を発生させる奇病。
中国・広州に住む少女は、1日の20時間以上を逆立ち状態で過ごす。
生活は全てはベッドの側で行われ、枕元に重ねた本や新聞を日々逆立ちしながら読み続けている。
彼女がこの奇病に襲われたのは友人と遊んでいた何気ない日のことで、
突然足が激痛をお越し、歩くことができなくなった。
翌日、彼女の足は大きく腫れ上がり、まるで酷い火傷を負ったように熱を帯びて脈を打ち、
潰瘍のような赤い発疹を生じた。
中国・湖南省に住む黄春さん(31歳)は「象面人」の異名で知られる。
彼は面部から腹にかけて垂れるおよそ15kgの腫瘤を持つ。
彼の顔に腫瘤ができたのは4歳の頃。家は貧しく、両親は医者に診せにいくことができなかったという。
10歳を過ぎる頃、左目は肉腫に完全に覆われ、また腫瘤の重みから脊椎が歪み奇形、
上顎と下顎も変容して咬合がきかなくなり、歯は25歳までにすべて脱落。
聴覚は遮断、発語することは不可能となった。
さらに腫瘤は頭蓋を変形させ、頸部・胸椎の奇形をもたらしている。
メディア出た彼の反響は大きく、治療費は全額免除で医師10名による手術を受けることとなった。(無事成功したようです)