キングスマン / Kingsman: The Secret Service

キングスマン / Kingsman: The Secret Service

マーク・ミラー原作のコミックを「キック・アス」に続きマシュー・ボーンが監督した、常識破りの超過激ノンストップ・スパイアクション。亡き父の後を継いでスパイ組織「キングスマン」の一員としてスパイとなる道を選んだ青年が、ブリティッシュスーツを華麗に着こなし、最強の敵相手に奮闘する姿を描く。「英国王のスピーチ」でアカデミー賞を受賞したコリン・ファースが激しいアクションに挑戦。2015年公開のイギリス映画。

yutaro9のレビュー・評価・感想

レビューを書く
キングスマン / Kingsman: The Secret Service
9

スタイリッシュなアクションとブラックユーモアが織りなす痛快スパイ映画

映画『キングスマン』は2014年に公開されたイギリス・アメリカ合作のスパイアクション映画である。コリン・フォース、タロン・エガートン、マーク ストロングらが出演している。

スパイ映画というと『007』や『ミッション・インポッシブル』などを想像し、スタイリッシュなアクション、巨大な陰謀に立ち向かう作品が多い。
勿論『キングスマン』もスタイリッシュなアクションがあり巨大な陰謀に立ち向かう映画ではあるが、本作はさらにブラックユーモアを盛り合わせた、スパイ映画初心者でも見やすい作品となっている。

本作は英国紳士をテーマにした世界観であり、スーツに身を包み、洗練されたマナーを武器に悪党を打ちのめしていく。
主人公エグジー(タロン・エガートン)は家族関係などによって荒れた生活を過ごしており、盗んだ車をバック走行で暴走し、警察に捕まってしまう。
警察からは帰るのは1年半後になると告げられたエグジーだが、彼は幼い頃に父の知り合いから貰ったペンダントに刻まれた電話番号に連絡をする。
電話の内容はカスタマーセンターのような内容であったが、不思議なことに警察から無罪放免と言われ、警察署を後にするエグジー。
無罪放免になったことに訝しげなエグジーの元に、世界最強のスパイ組織「キングスマン」の一員であり、父の知り合いであった男、ハリー・ハート(コリン・フォース)が現れるのだった。

これは粗暴であった主人公がスパイを、そして英国紳士を目指し、敵組織の狂気的な計画へ立ち向かう作品となっている。