魔法陣グルグルの魔法・グルグル・キラキラまとめ

『魔法陣グルグル』は、『ドラゴンクエスト』を産んだENIX(現スクウェア・エニックス)の『月刊少年ガンガン』にて連載されていた、衛藤ヒロユキによる「『ドラクエ』っぽい」漫画です。
2012年より続編の『魔法陣グルグル2』が『ガンガンONLINE』で連載開始。さらに2017年には3度目のTVアニメが放送された人気作品です。独特の「魔法・グルグル・キラキラ」についてまとめました。

『魔法陣グルグル』の概要

『ドラゴンクエスト』を発売したエニックス刊行の『少年ガンガン』に連載されていた衛藤ヒロユキによるギャグファンタジー漫画です。略称は「グルグル」。連載開始は1992年、単行本は全16巻で、1200万部以上が発行されています。さらに2012年より続編として『魔法陣グルグル2』が『ガンガンONLINE』にて連載中です。

勇者ニケが魔法使いククリとともに、悪の魔王ギリを倒す王道の冒険の旅に出ます。舞台は「グルグル世界」と呼ばれています。基本的に「『ドラクエ』っぽい」ファンタジー世界で、中世ヨーロッパ風の街並みに、魔法や、モンスター、妖精、魔王が存在する王道的なファンタジーRPGの世界です。人間世界の他に、妖精達の住む世界や、魔物達の住む魔界、神や天使の住む天界などが平行して存在しています。

『魔法陣グルグル』の主人公とヒロイン

主人公:勇者ニケ

勇者ニケの職業は「盗賊」です。「勇者」というのはこの世を救う伝説の人物の称号であって、職業ではありません。物語の中盤、高僧ガタリの持つピピグーという職業を調べる動物により、ニケの職業は「盗賊」だとわかります。さらに高僧ガタリにより、この世を救う伝説の人物=勇者の定義も判明します。
勇者の定義は、光魔法の最高峰「キラキラ」が使用できることでした。中でも究極の光魔法「勇者の剣」は幻ともされ、この世でたった1人だけしか使えない魔法です。
ニケはその「キラキラ」と究極の光魔法「勇者の剣」を使用できる、職業は「盗賊」、称号は「勇者」というキャラクターです。

ヒロイン:魔法使いククリ

ククリは初登場時12歳。ミグミグ族という、かつて「グルグル」を使用して、魔王ギリを封印した種族の最後の生き残りです。「グルグル」とはミグミグ族のみが使用できる、魔法陣を用いた魔法です。
魔王ギリ封印後、ミグミグ族は地上から姿を消しましたが、ククリだけはジミナ村の「魔法オババ」に預けられてひっそりと育てられました。

ククリは純粋で、いつか現れる「勇者様」との旅を夢見る女の子です。
ただ、12歳の旅立ちの日を迎えるまで殆ど外へ出たことがなかったためか、世間知らずでお金の使い方も知らず、「かわいい」か否かで物を買うという判断する傾向がありました。
たとえ便利な道具であっても「かわいくない」と捨てようとしたり、「かわいい」というだけで高額のローブを買おうとしたこともあります。オシャレすることなども知らなかったのですが、旅の中で様々なことを学び、オシャレをすることを知り、料理も得意になります。

その天真爛漫さ故、きりなしの塔では「ネコジタ谷の天使」と呼ばれていました。 純真故にときどき恋愛感情や照れから、魔法で暴走することもあるのですが、基本的には心優しい女の子です。
女の子らしく可愛い物や甘い物、花などが好き。 逆に嫌いな物は辛い物。

ニケのことは「勇者様」と呼び、当初は憧れが大きかったのですが、旅を続ける内に次第に強い恋愛感情をいだくようになります。そのニケへの恋愛感情により、ククリは「グルグル」の力を強めていきます。

『魔法陣グルグル』に登場する魔法

『魔法陣グルグル』に登場する魔法は、大きく分けると「闇魔法」と「光魔法」の二種類です。それぞれ魔法のエネルギー源が異なります。中でもミグミグ族のククリが使用する「闇魔法・グルグル」と、勇者が使用する「光魔法・キラキラ」が最強の魔法とされています。

ところが、物語の後半、闇魔法使いデリダにより、「グルグル」は、「闇魔法」でも「光魔法」でもない第三の魔法だったことがわかります。
そこで、ここでは『魔法陣グルグル』に登場する魔法を、「グルグル」・「闇魔法」・「光魔法とキラキラ」に分けてご紹介します。

グルグル

使い手:ククリ
エネルギー源:使用者のハート(心)、天使も悪魔も含めた世界の全ての力

その昔、ミグミグ族という種族が発見した魔法です。現在はその最後の生き残りであるククリだけが使えます。 グルグルの魔法のエネルギー源は、純粋な子供のハート(心)です。

グルグルというのは、魔法陣とも呼ばれる特殊な召喚魔法を指します。ミグミグ族という種族伝来の杖により地面に円を描くのが基本です。内部に描かれる模様は様々で、突くことでそのグルグルが持つ力を発揮します。しかし闇でも光でもない心の魔法は、失敗したり、悪魔になったり、召喚したものをコントロールできないなど危険を伴う魔法でもあり、各地に特殊な方法で封印されるように、ひっそりと伝えられていました。

その時の心(ハート)を表す魔法なので、不安定で失敗することも多いのですが、ダンスをベースとしているので、楽しく踊りながら魔法陣を描けば、成功率があがります。
踊りながら魔法を使うことから「神の踊り子」とも呼ばれ、同時に自身の深層心理を呼びだして戦うことから、グルグル使いのミグミグ族は「ハートの戦士」とも呼ばれていました。

気持ちの揺らぎが最も大きい子供時代にしか使えない魔法であるため、大人になると使えなくなってしまいます。

ククリのニケを思う心(ハート)が、心そのものを召喚するグルグルの中で最強の魔法「恋するハート」へとつながって行きます。

黒い絵本/グルグルの教典

もともとはミグミグ族の長ワンチンが三日で飽きてククリに丸投げした本です。アッチ村でククリの手に渡りました。

当初、ククリはそれに今までのグルグルを書き込んでいきましたが、のちに自分が編み出したグルグルは(成功したとみなされた場合、本人の意思無視に)自動的に登録されることが判明します。この本に登録されたグルグルはたとえページを破ったりしても、なかったことにするのは不可能です。

イルク

イルクは魔法陣ではなく、ククリの落書き(偶然できた魔法陣)によって召喚された存在です。外伝『ククリルク』に登場します。
ククリが修行時代に出会った友達です。幼い頃は極秘の魔法兵器としてその存在を知られないよう、家から出してもらえなかったククリが唯一外へ出ることができたのが夜の時間でした。ある日、ククリが魔法の練習をする夜の丘で、踊りの練習をしていたのがイルクでした。お互いまだ幼く、年頃も近く、仲良くなり、毎日一緒に魔法と踊りの練習をするようになります。
しかし、ある雨の日に、突然別れを告げて彼女はいなくなってしまいます。

グルグルは魔法陣で使い手の深層心理を呼び出す魔法であるので、ククリの「友達が欲しい」という思いによって現れたのです。
雨によって魔法陣となっていた落書きが消えてしまったことで、イルクも消えてしまいます。
その後もイルクを召喚すること試みるも、魔法陣は偶然の産物だったのでイルクを召喚できなかったのですが、ククリの心の中に存在し続けており、きりなしの塔にて再登場します。

実は名前はアナグラムになっており、ククリ(KUKURI)をローマ字読みで入れ替えるとイルク(IRUKU(K))になります。

トーラ

レベル:1

魔法陣の中に火を起こします。魔法オババから教わった基本的な魔法です。丸の中に三角を書けば完成し、炎系のグルグルの基本となります。
単体で描くと魔法陣の上に炎が噴き上がる効果があり、作中では悪魔を魔法陣の上におびき寄せ吹き上がる炎で退治をしました。

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@minoea5

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